四万十川の最長沈下橋の佐田沈下橋と三本橋脚の勝間沈下橋の風景!四万十川の河川風景
- 沈下橋とは?
- 四万十川の沈下橋はどんな所?
- 沈下橋のある風景は?
沈下橋を見て来ました。
四万十川の沈下橋は支流も含め47の沈下橋があるそうです。
道すがらいくつもの沈下橋を横目に見て来ました。
四万十川の風景として外せないのが沈下橋ですね。
そもそも沈下橋は四万十川だけでなく全国にある橋です。
実際に山間で沈下橋を渡った事がありますが、実際少し水没していました。
四万十川の場合、何と沈下橋が47あるそうです。
四万十川にはダムが無い為かもしれませんが…
実は四万十川にも「堰堤」はあります。
法律上堰堤の高さが15m以上である事から四万十川にはダムが無いとされているようです。
大きなダム(堰堤)が無いから増水も多かったのかもしれませんね。
今回は四万十川の沈下橋2ヶ所を訪れてみました。
沈下橋
沈下橋は「ちんかばし」または「ちんかきょう」とも呼ばれ全国ににあります。
その中でも四万十川の沈下橋は有名です。
沈下橋とは?
そもそも沈下橋とは?どのようなものでしょうか?
wikipediaに頼ると、沈下橋は行政用語としては「潜水橋」と呼ばれ
増水時に水面下に沈んでしまう事を想定した橋である。
あえて増水時に沈んでしまう橋を造ったとされています。
名称
沈下橋という名称が広く知られるが、河川行政用語としては、「潜水橋」が公式の名称である。
地方により、潜没橋、潜流橋、沈み橋、潜り橋、冠水橋、地獄橋などとも呼称される。概要
沈下橋は、低水路・低水敷と呼ばれる普段水が流れているところだけに架橋され、また床板も河川敷・高水敷の土地と同じ程度の高さとなっていて、低水位の状態では橋として使えるものの増水時には水面下に沈んでしまう橋のことをいう。
なお、通常の橋は、「沈下橋」の対語としては「永久橋」「抜水橋」などと呼ばれ、橋の床板は、増水時などの高水位状態下でも沈まない高さに設けられており、増水時にも橋としての使用に耐えうる。沈下橋は、低い位置に架橋されることや、架橋長が短くできることから、低廉な費用で速やかに作ることができるというメリットを持ち、災害で橋が崩落した場合に仮設橋として建設する例もある。
反面、増水時には橋として機能しなくなるという欠点を持つ。
橋の両岸で高低差が大きい場合には、一方が通行可能でも対岸側は水没している可能性もある。沈下橋の特徴として、橋の上に欄干がないか、あってもかなり低いもの・増水時に取り外し可能な簡易的なものしか付いていないことがあげられる。
これは、増水時の橋が水面下に没した際に流木や土砂が橋桁に引っかかり橋が破壊されたり、川の水がせき止められ洪水になることを防ぐためである。
また、壊れても再建が簡単で費用が安いという利点もあり、実際に流されることを前提としている例もあり、これらは「流れ橋」などと呼ぶ場合がある。
増水時に流木などが橋脚・橋桁を直撃して損害を与えることを防ぐために、上流側に斜めに傾けた丸太・鉄骨などの流木避けが設置されているケースもある。かつて架橋技術が未熟であった時代は、洪水でも壊れない橋を造ることが難しかったため、あえて増水時に沈む高さで橋を造って流木などが橋の上を流れていきやすいように工夫されたものである。
出典:wikipedia
何気なく観光地的な感じで沈下橋を訪れて、後から色々見てみると…
「へ〜〜」という事も多いですね。
四万十川の沈下橋
四万十川の沈下橋は支流も含め47の沈下橋があるそうです。
高知県の四万十川には支流も含め47の沈下橋がある。
吉野川流域では潜水橋や潜り橋と呼び、四万十川流域では沈下橋と呼ぶ。
1993年に高知県では沈下橋を生活文化遺産ととらえ保存し後世に残すという方針を決定している。
2009年には、沈下橋を含む四万十川流域の流通・往来を通じて生じた景観が国の重要文化的景観として選定された。
現存する高知県で最古の沈下橋は、1935年に架けられた四万十川の一斗俵沈下橋である。
四万十自動車学校が今成橋(佐田沈下橋とも。四万十川にかかる沈下橋としては、最下流で最長)で路上教習を行っている画像がインターネットに投稿されて話題となったことがあるが、これは同橋を生活道路として使用する地元住民向けに行っていた教習であり、付近に中村宿毛道路が整備されるなどしたため、現在は実施されていない。
出典:wikipedia
佐田沈下橋
佐田沈下橋(さだちんかばし)は四万十川にある沈下橋の中でも最長であり最下流にあるものです。
最下流だから一番長いと思いますが、観光地としてもポピュラーなようです。
佐田沈下橋は今成橋とも言われます。
佐田沈下橋へのアクセス
佐田沈下橋は比較的メジャースポットのようです。
ナビで「佐田沈下橋」の入力で辿り着きます。
ただ、大抵の場合一度佐田沈下橋まで来て駐車場に引き返す方が多いようです。
※路上駐車はやめましょう!
基本情報 | |
名称 | 佐田沈下橋 |
所在地 | 〒787-1106 高知県四万十市佐田2305−16 |
交通 | 電車:土佐くろしお鉄道中村駅からタクシー 車:高知自動車道四万十町中央IC |
駐車場 | 有り |
トイレ | 近隣に有り |
売店 | – |
食堂 | 近隣に有り |
HP | 四万十市観光協会 |
佐田沈下橋は観光客も多い為大きめの駐車場があります。
佐田沈下橋の風景
橋には通常「欄干」がありますが、欄干や手すりがない橋は、ちょっと不安ですね。
歩いていればそうでも無いかもしれませんが…
車で通行するとなるとかなり不安です。
特にすれ違いの為、佐田沈下橋には一応寄れる場所はあるものの…
慣れていないとかなり不安になります。
どう見ても車一台分の道幅しかありません。
この全く変哲の無い道(橋)が観光地になっている事自体、実に面白い!
地元の方達にはなんら珍しくもない風景ですが…
今までこのような欄干の無いこれだけ長い橋を見た事がなければ、当然珍しいですね。
そして、なぜそんな橋が存在するのか?なども体感できるかもしれません。
実際に沈下橋を目の当たりにすると…
この高さまで増水するというのはどういう事なのか?と思います。
佐田沈下橋ではドローンで撮影してみました。
というのも…撮影ポイントが無い!
橋の上からの風景や若干橋の斜めからしか撮影できない。
ですが…
なんだか良い気持ちになる。
ドローンで橋の下とかを潜らせても良かったのですが…
何となく真横から見たり上から見たりしておりました。
高度を上げたかったのですが、結構風が強く無難な高度で見ておりました。
撮影するという感じではなく見ていたという感じ。
上から見ると、車の幅が分かるかと思います。
写真の左側の少し膨らんだ箇所がすれ違いの回避スペースになります。
勝間沈下橋
勝間沈下橋(かつまちんかばし)は、特に撮影に来た訳ではありません。
昼食タイムです。
河原で軽食を取り、少しドローンのテストをしていました。
勝間沈下橋へのアクセス
勝間沈下橋は佐田沈下橋より少し上流にあります。
勝間沈下橋の駐車場もあるようですが、私は河川敷まで降りて来ました。
勝間沈下橋の風景
勝間沈下橋では撮影はしていません。
ドローンの画像のみでご覧ください。
テスト飛行的なものですのであまり良いものではありませんが…
勝間沈下橋は橋脚が3本になっており47ヶ所の中で唯一という事です。
撮影時には消防が訓練を始めていました。
地元の車が数台ほど橋を渡っていましたが、やはり狭い道幅です。
十分な道幅がありますが、両脇に何もないと心理的に不安になりますね。
手前の河原の部分は埋まっていますが、下部がどのようになっているのか気になります。
四万十川の沈下橋まとめ
四万十川の沈下橋は、ここにご紹介したものが代表的という訳ではありません。
高知県の撮影旅の途中だっただけですが、何となく良い景色を感じます。
立ち寄った事で「沈下橋」についても調べる事ができ、沈下橋を知る事ができました。
橋は上部構造があってこその魅力でもありますが、沈下橋の場合は上部構造が無い。
これもまた、沈下橋ならではの魅力かもしれません。
細田守アニメ竜とそばかすの姫の舞台でもある沈下橋は浅尾沈下橋
「浅尾沈下橋」も「竜とそばかすの姫」ファンの聖地巡礼スポットになるでしょう。
四国の撮影地
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