夏の風物詩花火の撮影は?カメラセッティングによる花火撮影方法!撮影後は比較明合成!
今回は夏の風物詩、花火の撮影について触れてみたいと思います。
夏が近づくと花火見物の計画で盛り上がりますね。
花火を見物しながら花火を撮影!
花火の撮影に挑戦してみませんか?
撮影の仕方やテクニックは多様です。
花火見物も楽しみながら花火の撮影も楽しんでくださいね。
花火の撮影に挑戦してみよう!
花火の撮影のポイントは、カメラの前に邪魔な人だかりが居ない事!
なによりもこれが一番肝心な事ですね。
花火を撮影する為には、それなりの準備が必要です!
でもスマホのカメラでも花火は撮れます。
スマホで撮った花火に負けないような写真にするには
それなりの準備とテクニックが必要です。
準備するもの
1)カメラ(マニュアル撮影ができるもの)
2)三脚
3)レリーズ
カメラはコンパクトデジタルカメラからミラーレス、一眼レフなど
ほとんどのカメラで撮影可能です。
スマートフォンでも撮影できますが、今回はしっかりと花火を撮影する方法ですのでできればマニュアル撮影ができるカメラをご用意ください。
コンパクトデジカメなどは夜景・花火モードなどがセッティングできるものもあります。
もちろんその花火モードで撮影する方法もあります。
ただし、その場合でも三脚にセットする事で完成度、成功率が高くなります。
レリーズは絶対必要か?と言われると……無くても撮れます。
ただ、もしバルブで撮影した場合はずっとシャッターボタンを押した状態を保たなければなりませんので当然、ブレます。
ええ…確実に…
カメラのセッティング
カメラのセッティングは、撮り方によっても変わってきますが
今回はバルブ撮影で設定してみましょう。
1)まず露光時間をバルブ(bulb)にします。
2)F値を8〜14程度に合わせます。
3)ISOは100、200程度で可能です。
景色を入れた花火の撮影
1)周辺の景色を入れて構図を決めます。
2)ピントは遠景の建造物等に合わせておきます。
3)花火が打ち上がった瞬間にシャッターを切ります。
4)花火が散り終わる前くらいにシャッターを戻します。
まず、一発目はテストだと思ってください。
この一発目で構図の確認と、ピントの設定ができます。
打ち上げ花火の場合は、高さが肝心です!
構図に失敗すると、花火の上が切れたりします。
構図の失敗を避けるなら、後からトリミングする考えも有りですね。
シャッターを開いている時間によって設定を変える事もありますが大体10秒前後になると思います。
数発撮影したところで、今までの失敗点を考慮してF値を上げたり下げたりします。
バルブもあまりにも長い時間開いておくと、当然白飛びしますし、逆に短ければ暗くなります。
もちろん打ち上げられる花火によって大きさも明るさも時間も変わってきます。
全てを完璧に捉える事ができるわけがない…というくらい楽な気持ちで撮影しましょう(^^)
フィナーレはほとんどの場合、尺玉のしだれ花火が多いと思います。
フィナーレは失敗したくない!
という気持ちで、撮影していれば、練習気分で楽になります。
途中でも尺玉が何度か打ち上げられると思いますので、
その大きさと高さをチェックしておいてください。
ただ…少し余裕を見て、引いておいた方が得策です。
今までにない大きさの尺玉だったりします(笑)
花火だけの撮影
花火をできるだけ大きく画角をはみ出すくらいにダイナミックに撮りたい!
そんな時は、シャッターを開いている時間が短くなります。
この場合はバルブである必要はありませんが、バルブで撮る事もできます。
いろいろなカットを撮る場合はバルブにしたままでも問題はありません。
シャッター速度も普通にシャッターを切る感覚で撮影すれば撮れています。
もちろんシャッターを押しっぱなしにしないでください。
「い〜ち、に〜い」と言う具合に数えても良いですし、「カシャッ!」で撮っても良いです。
その場合はそれぞれにF値の調整を怠らずに。
この撮り方で明るい場合は絞ってみたりして調節します。
あまりにも明るい場合はNDフィルタを使用する事もありますが、つけたり外したりが面倒なので、F値とシャッタースピードで調節します。
バルブでなく数値で設定する場合は、お好みで…
花火の撮り方はその作品によっていろいろな撮影方法があります。
撮影時にズームアウトする…など花火の撮影は多様です。
いろいろなテクニックを是非楽しんでみてください。
花火の撮影後の比較明合成
上記写真は数枚の写真を比較明合成したものです。
このように、かなりの遠景であったり、花火が小さいもの、あるいは、打ち上げ場所が広範囲なものは、それぞれの画像を比較明合成する事でダイナミックな作品になり得ます。
手持ち花火
お子さんが花火を楽しんでいる姿を花火とともに撮影するには夜景モード等で撮影しても撮れますが、できるだけ三脚を使いましょう。
フラッシュを使用しなくても花火の明るさで顔が写ります。
ただ…あまり動き回ると流れてしまいますので、ジッとしている瞬間を狙いましょう。
失敗が多いのは、相手が動いているよりもカメラが動いている場合がほとんどです。
そのために三脚やレリーズを使います。