さそり座:星座とギリシャ神話!撮影と観測の時期や時間は?夏の星座の撮影
- さそり座とは?
- さそり座のギリシャ神話は?
- さそり座を撮影しよう!
さそり座は夏に見られる代表的な星座です。
さそり座は天の川上にある為、夏の星空観測や撮影にも最適です。
天の川と共に見られるさそり座はその名の通りサソリの形がよく分かります。
ただ、他の星座と比べて見える時間帯が短いのでシャッターチャンスは僅かです。
夏のキャンプなどでさそり座を探してみましょう。
さそり座は、撮影してもはっきりと分かる為、被写体になりやすい星座です。
さそり座について、少し詳しく紐解いてみたいと思います。
さそり座
さそり座は夏の星座としてよく知られています。
天の川沿いに見える星座として知られており、夏の星座の中でも好まれる星座です。
さそり座の概要
さそり座で最も明るい恒星「アンタレス」は赤く輝きます。
さそり座(さそりざ、蠍座、Scorpius, Scorpio)は、黄道十二星座の1つ。トレミーの48星座の1つでもある。
天の川沿いにある大きくて有名な星座である。
日本では夏の大三角と共に夏の星座として親しまれ、南の空に確認することができる。天の川に大きなS字型で横たわっており、特徴的な形をしている。
明るい星が多く、全天でも明るい星座の一つである。
α星のアンタレスは全天21の1等星の1つ。
恒星
1等星のα星(アンタレス)のほか、δ星、ε星、θ星、κ星、λ星の5つの2等星がある。ヨハン・バイエルがさそり座γ星とした星は、現在はてんびん座のγ星となっている。
出典:wikipedia
さそり座の撮影
さそり座は天の川とセットで撮影できる為、撮影もしやすく、低い位置に見える為、地上の対象物と共に撮影できるます。
ただ、時間帯が限られている為、さそり座が見えている時間は短いかもしれません。
季節や時間帯をチェックして撮影や観測に挑みましょう。
さそり座の出現時期
オリオン座の観測や撮影は2月の下旬から9月初旬位までがお勧めできる期間です。
下記はさそり座が見られる時期と方角・時間帯をピックアップしたものです。
※各月の15日に設定しています。(時刻は東京時間)
2月 |
2月に見えるさそり座は4時頃南の地平線から見え始め5時頃には全容が見え始めますが、日の出までは時間が短い為、場所によっては星座を捉える事が難しいかもしれません。 |
3月 |
3月になると2月よりも早い時間帯に南の地平線から見えてきます。2月同様、日の出近くの薄明の時刻まで確認する事ができます。 |
4月 |
4月になると夜中から見る事ができます。この頃は天の川もよく見え始める為、さそり座と天の川を撮影する事ができます。 |
5月 |
5月になるとより早い時間帯に南の空に確認できます。地平線近くで見える為、見晴らしの良い場所での観測・撮影が望ましい。 |
6月 |
6月になるとさらに早い時間帯からさそり座を見る事ができます。ただ翌日3時前には地平線に沈む為、3時間程度が撮影・観測のチャンスと言えます。 |
7月 |
7月になると日没を過ぎ辺りが暗くなると天の川と共にさそり座も見る事ができます。ただ、地平線に沈む時間も早くなり0時頃には見えなくなります。 |
8月 |
8月も7月同様に日没を過ぎて星が見え始める頃、天の川と共にさそり座も見え始めます。同様にしずものも早くなり22時頃には見えなくなります。 |
9月 |
9月になると早い時間帯に地平線の上にさそり座がありますが、かなり地平線に近い事とすぐに見えなくなる為、9月中旬以降は確認する事が難しいかもしれません。 |
さそり座のギリシャ神話
オリオン座におけるギリシャ神話は、夏の星座のサソリ座にも関係があります。
巨人オーリーオーンを殺す為、大サソリを放って彼を刺し殺させ、その後オーリオーンとサソリは共に天にあげられオリオン座とサソリ座になったとされています。
神話ではオリオン座が冬に見られ、さそり座が夏に見られるのは、さそり座が現れると逃げるようにオリオン座が沈むという事からとされています。
巨人オーリーオーン = オリオン座
大サソリ=さそり座
さそり座まとめ
さそり座の中のアンタレスは別名「さそり座の心臓」とも呼ばれている明るい恒星です。
天の川自体が見えなくてもさそり座を確認できるかもしれません。
夏の夜のアウトドア活動で暗くなったら南の地平線近くの空でさそり座を探すのを競ってみても良いかもしれません。