ローパスフィルタのクリーニング撮像素子の掃除は定期的に!カメラの手入れは自分で!
写真にゴミが付いている!
カメラの中のゴミはどうする?
これがローパスフィルタのゴミ?
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今回は日頃のお手入れ撮像素子のクリーニング!
ローパスフィルタのお掃除です。
一眼レフカメラを使用している場合、必ず一度は悩ませられるのがカメラ内部のゴミ。
ゴミは撮像素子の上にあるローパスフィルタの表面に付着している場合がほとんどでしょう。
撮像素子を掃除するのではなくローパスフィルタの掃除というのが正しい言い方かもしれません。
ローパスフィルタの手入れ
カメラ内のゴミに気がつかないまま撮影し、帰宅して現像してショックに落ち込む事はありませんでしたか?
私も撮影地でローパスフィルタにゴミが付着してなかなか取れずに諦めて絞れなかった事もあります。
撮影地でゴミが付着してしまった場合はともかくとして、撮影前にすでにゴミが付着しているのは、すでに終わっています(笑)
その為に、撮影に出かける前からメンテナンスをしましょう!
一眼レフのローパスのクリーニングは各メーカーが行っています。
私の場合Nikonですので、新品購入から1年間は無料。
それ以降からは、1,000円でローパスのクリーニングをしてくれます。
東京の場合は、銀座や新宿に出向けば1時間余りで終わりますが、遠方の場合は、郵送でも受け付けてくれます。
もうどうしようもなくなった場合は各メーカーのサービスでローパスフィルタを綺麗にしましょう。
今回は、自分でカメラを掃除する事について触れてみたいと思います。
※最後まで読んで、実行する場合は全て自己責任において各種クリーニングキットの取扱説明書をよくお読みになって行ってください。
カメラ内部にゴミが付着する理由
通常考えられるのはレンズ交換時にゴミが侵入。
レンズ交換しないのに…というのをよく聞きます。
それはレンズからゴミが侵入している場合が考えられます。
レンズ交換しないで済むと言えば、ほとんどの方が単焦点ではないズームレンズなどを使用している。
例えば、18mmから100mmや200mmといったズームレンズを使用していれば、ほとんどの被写体が狙えるからという理由で1本のレンズで済ませている方。
レンズ交換をしないからローパスフィルタにもゴミが付着しづらいのですが、実はズームしたりする事によってレンズ内に風が起こりレンズ内にゴミが舞い込む事もあります。
レンズ内に入ったゴミが再び空気の流れによってカメラ内部に舞い込むと言う訳ですね。
そんなには無いと思うんですが…あるそうです。
というか、私のズームレンズの中にもゴミが入り込んでいます。
見つけた時はかなりショックです。
私の場合は、1回の撮影で何度かレンズ交換しますのでその際、入り込んだゴミがほとんどです。
その為、大きいゴミが多いんですが、レンズ内から入ったゴミはかなり小さいと思います。
大きいゴミは見つけやすいんですが、小さいゴミが結構付いています。
まぁ、現像しても気づかないような小さいゴミでしたら問題はありませんね。
気づかない=見えないわけですからね。
ゴミの侵入を防ぐには?
できる限りカメラ内へのゴミの侵入を防ぐには、レンズ交換時は速やかにではあるが、ゆっくりと…(笑)
風が吹いていなく、ホコリ等が無い場所で交換します。
カメラのレンズ側を下に向け、レンズを下から外し、下から交換してください。
レンズが外れている時間をできる限り短くして風を起こさないよう静かにレンズ交換。
交換するレンズのキャップを外したら軽くブローして交換するレンズ側のゴミが無いか確認してから装填してください。
取り外したレンズには、まだキャップが付いていなくても装填する方のレンズの方が、この際大事です。
取り外したレンズは、交換レンズを装填後にゆっくり、ブローしてキャップを付ければ良いですね。
ブローする時はゆるめに静かに!
強く吹きかける事によって新たなゴミが舞い上がりレンズに付着する事があります。
優しくゆっくりと…
この程度の事しかゴミの付着を防ぐ方法はありません。
ローパスフィルタを掃除しよう!
さて…いよいよ本題のローパスフィルタを自分でクリーニング!
カメラメンテナンスで最も難しいお掃除タイムです。
ローパスフィルタに付いたゴミの確認
撮影した後の現像時に気づいたなら、もう…ゴミが付着している確認はできていますね?
私の場合は…
撮影後ではなく撮影前にローパスフィルタの掃除をするので撮影後に気づく場合は、ほとんどありませんが、撮影時にゴミが付く場合がありますので現像時にゴミに気づく事もたまにはあるんです。
撮影された写真のゴミの位置が上なら、カメラ側のローパスフィルタの下の部分にゴミが付いています。天地が逆になる訳ですね。
撮影物が無いのであれば、ゴミが付いているか撮影してみましょう。
絞りを目一杯上げてください。
F22やF29など、レンズによって違いますが、普段のレンズで目一杯絞ります。
ズームレンズの場合、一番広角側にしてピントをマニュアルにします。
ピントをマニュアルにした後、ピントを無限遠にします。
シャッタースピードは暗くならない程度で良い。
極端なことを言えば、10秒でも20秒でも良い。
白くて模様の無い平らな被写体を選びます。
白い画用紙や壁でも良いですね。
その被写体に向けシャッターを切ってください。
撮影した物はむしろ白飛びするくらいの方が付着したゴミを見つけやすい。
私は、白い壁に向かってシャッターを切っています。
その際、カメラをわざと小刻みに揺らし全体がブレるように撮影しています。
つまり、カメラ側にゴミが付いている場合は、被写体がボケたりブレてもゴミはしっかり存在が解るわけです。
この時、もちろんレンズのゴミも確認してくださいね。
ローパスではなくレンズの保護フィルタにゴミが付いている場合もあります。
たとえ、無限遠にしても写るときは写ります。
何枚か撮影したら、画像をパソコンで確認してみてください。
この試し撮りでゴミが付着していないならば良し。
ゴミが確認されたら、その位置を見ながら、ローパスのクリーニング開始です。
ローパスフィルタのゴミ掃除
いよいよローパスフィルタのゴミ掃除ですね!
ここまでお読み頂き感謝です(笑)
読み飛ばしている方もいらっしゃるかもしれませんがね。
さて…
ここからは道具が必要です。
その事をメインに書かせて頂きます。
まずローパスフィルタの掃除方法ですが、ローパスフィルタの清掃で有名な
Nikonの「クリーニングキットプロ」とかは忘れてください。
どういう事?
このブログを見ていると言う事は、その域では無いと言う事です。
このアイテムを使用するには、回数をこなしてから使ってみてください。
できれば、Nikonのクリーニング講習などを受けた後に。
ええ…必ずと言っていいほど、失敗します。
ええ…ご他聞に漏れず失敗した事があります(笑)
私も手先を使う細かい作業をしてきた職種ですが…このNikonの方法はしっかりと練習しないとヤバいです。
ローパスフィルタに傷を付けてしまったら大変です!
しかも傷がつきやすいんです。
かなり薄い素材でできていますので、デリケートです。
もし、傷つけて交換となった場合は、3万以上の金額が飛んで行きます。
もちろんカメラ本体のレベルによって違いますが、本体3万程度のカメラでしたら、買い替えても良いくらいこの部分の交換は高額です。
従って、このブログのこの記事においてNikonのクリーニングキットプロはお勧めできません。
もちろん、ちゃんと練習して自信がついたら使ってください。
その場合は、ほぼ完璧なクリーニングができます。
私も、自分のカメラはこのキットで掃除する気はありますが人のカメラはこのキットを使いません。
と、言う訳で、比較的安全な方法をご紹介します。
日頃私も使っているローパスクリーニングキットはPENTAXのイメージセンサークリーニングキットです。
通称「ぺったん」とか「ぺったん棒」で親しまれている。
このクリーニッグキットはPENTAXのサービスでも使用しているという。
ローパスフィルタに向けて、ぺったんするだけでゴミが取れるという優れものである。
PENTAX イメージセンサークリーニングキット
PENTAXイメージセンサークリーニング
PENTAX イメージセンサークリーニングキットでのクリーニング
まず、カメラ本体からレンズを外し、ローパスフィルタを上に向け平らな場所に置きます。
この時、当然室内で風を起こさず、ホコリが少ない場所で行いますが、いくら自宅の部屋でも季節によっても異なりますよね。
冬なら適度な湿度にする事によって静電気を防げます。
机上がホコリだらけなら…やる意味すらありません。
それから…「ペッタン棒」を!
ここで使用方法を書いても意味ありませんので取扱説明書をお読みください。
ここからはあくまでも「こんな感じ…」という事で。
おっと!
まずは、カメラをONにしてクリーニングミラーアップにしてください(Nikonの場合)ミラーアップした状態にしないとお掃除はできません。
各メーカーのカメラもミラーアップできる機能があると思いますのでミラーアップしてローパスフィルタが常に見える状態にします。
この時、バルブなどでミラーを上げた状態にしないでください。
何かの拍子でミラーが下がったら大変です。
というより、バルブにしている時点で静電気が起きていますのでゴミを呼び込んでいる事になります。
各メーカーのミラーアップ(メンテナンス状態)の機能があるはずですのでご確認を!
ローパスフィルタの表面にそっと触れただけでかなりの粘着力でペッタン棒を剥がす時にローパスフィルタが引っ張られる程である。
もちろんそっと…そっと…の作業。
ペッタン棒に付いたゴミを今度は粘着シートに移動させます。
ゴミは粘着シートに付着して完了。
この繰り返しでゴミの除去は終了です。
注意点は、粘着シートとペッタン棒が1度触れた面は絶対再度触れないように!
粘着シートがもったいないと思い、1度使った面を使用すると新たなゴミをローパスフィルタに呼ぶ事になります。
大してゴミが無い場合は、粘着シートを適当サイズに切って使用する事をお勧めします。
ひととおり作業が終わったら、もう一度レンズを付けて、テスト撮影します。
画像を確認してゴミが除去されていれば「成功です」
違った場所にゴミが付着している場合は清掃時のミスがある場合です。
「ペッタン棒」全体を粘着シートでしっかりクリーニングしてください。
同じ場所のゴミが取れない場合。
ペッタン棒で取れないと言う事ですので無理矢理取ろうと思わないでください。
ペッタン棒で取れないゴミは、液体物が必要と言う事です。
「無水エタノール」というアルコールが必要になる可能性があります。
この扱いについては、練習なども必要ですのでこちらでは紹介いたしません。
もし、誤ってカメラの破損などを生じた場合、責任を持てませんので各メーカーのサービスセンターへの持ち込みを推奨します。
私自身、年に1回程はメーカーのサービスセンターでローパスのクリーニングをお願いしていますが、ほとんどは、「ペッタン棒」でやりすごしています。
よほど「ヤバいな…このゴミは!」という時にアルコールを使います。
つまり…アイテムとしての今回の記事は「ペッタン棒」になりますがNikon方式も練習してみてくださいね。
レンズの表面等で練習できます。
ブロアー代わりにエアーダスターのようなものを使うと薄い膜が付着する事がありますので、やめましょうね(^^)
ただし専用のごみ取りのエアダスターは大丈夫ですが高価です。
イメージセンサークリーニング関連参考リンク
[PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1を買ってセンサー清掃をしてみた]
(↑この方のレポはとってもお勧めです!撮影物を見れば解ります(^^))
※エアダスターは真似しないように!(笑)
[もう怖くない! デジタル一眼レフ撮像素子のクリーニング]
[受講無料、ニコンの「ローパスフィルター清掃講座」体験記]
[【Nikon】クリーニングキット プロ で レンズとセンサーをきれいに。]動画
いずれにしても…やはり
ローパスフィルタの清掃関連はNikon形式の物が多いようですが習得して損はありません。
まぁとにかく!今!と言う時はペッタン棒…(^^)
※イメージセンサーのご自身でのクリーニングは自己責任でお願いいたします。
イメージセンサークリーニング関連商品
ローパスのクリーニングに関する便利グッズは他にもたくさんあります。
最終的には「Nikon ニコンクリーニングキットプロ」かもしれませんが初心者でもカメラ女子でも比較的簡単にローパスクリーニングできるのはやはり…「ペッタン棒」ではないかと…
ペッタン棒でも取れないイメージセンサーの清掃は?
新しく記事にしておりますのでご参考にご覧ください。
両方のクリーニングを施した方が良い!
ペッタンを使った後、スワブを使用したセンサーの汚れ取りがベスト!