国際宇宙ステーションの撮影!ISSの光跡の撮影方法と撮影計画!ISS(きぼう)の現在地
ISSはいつ見える?
ISSの光跡を撮る方法は?
国際宇宙ステーション(ISS)は遥か彼方で地球を見下ろしています。
たまには国際宇宙ステーション(ISS)を眺めるのも良いかもしれません。
ISSの光跡は肉眼でもよく見えます。
数ある星の光よりも明るく移動するISSの光跡。
あまり撮影する対象ではないかもしれませんがISSの光跡を撮影してみるのも良い。
朝焼けの中のISS、夕焼けの中のISS、流星群の撮影とISSの撮影、天の川の中のISS。
様々な景色とISSの撮影も楽しいかもしれません。
ISSはいつでも見える訳ではありません。
その為、ISSの出現に合わせて撮影する必要があります。
偶然の場合もありますが、予めISSが見える時間と方角にカメラを向けます。
今回は国際宇宙ステーション(ISS)の光跡の撮影方法をご紹介します。
国際宇宙ステーション(ISS)
国際宇宙ステーション「ISS=International Space Station」
星空撮影をしている方はよく見ている国際宇宙ステーション。
よく知らない方は「UFO」だと思う方も居るかもしれません。
飛行機とは違う光の動き方。
空を見ていると「何だろう?」と思う事もあります。
国際宇宙ステーションは肉眼でハッキリと光跡を確認できます。
その為、偶然見かけると「何だろう?」と思う方も居るようです。
国際宇宙ステーション(ISS)の撮影
国際宇宙ステーションの光跡は目に見える為、当然撮影できます。
肉眼で見えるものは撮影できます。
ただし、光跡は撮影できてもISSの形状までは撮影困難です。
ISSの形状を撮影する場合は望遠鏡など拡大率が高いレンズが必要。
太陽や月にISSが重なった時、シルエットとして撮影することは可能です。
実際、太陽とISSを撮影している方は沢山居ます。
ISSの撮影方法
ISSの撮影はインターバル撮影で撮影します。
その日その時、ISSが見える方角や位置は異なります。
可視できる範囲を移動するISSを撮影すのはワンカットでは撮影できません。
3分や5分などバルブで撮影すればワンカットでも撮影できますが設定が難しい。
インターバル撮影するとシャッターが降りていない間は撮影できていません。
従って、光跡が途切れてしまいます。
もし途切れているのが嫌なら「バルブ撮影」になります。
インターバル撮影か、バルブ撮影になります。
バルブ撮影
インターバル撮影はさほど難しくはありません。
カメラやレリーズにインターバル撮影機能があれば撮影できます。
バルブ撮影の場合は撮影時の明るさがかなり影響されます。
また、バルブの時間も影響されます。
ISSのインターバル撮影方法
インターバル撮影の方法はISSに限らず星の撮影と同様です。
星の撮影ができればISSの撮影も可能です。
10秒–3秒–10秒→
※間隔の3秒はデータ転送能力次第
8秒や10秒のシャッタースピードなら光跡を長くする事ができます。
例えば、間隔とシャッタースピードを同じにすればISSの光跡と空間は同じ幅になります。
撮影環境が暗い夜ならば…
ISO値:100
絞り:F8
SS:10秒
※10秒を保ちたい場合、絞りやNDフィルターで調節
光跡をより長く撮影したい場合は、20秒や30秒にします。
ISSのバルブ撮影方法
バルブ撮影で長い光跡を撮りたい!
ISSが可視できる時間はその時によって異なります。
地域によっても見える範囲が違います。
長い場合は5分程見える事もあります。
5分間のバルブ撮影は簡単です。
ISSが5分間見えているのを全て撮影しようとすると?
魚眼レンズでない限り画角に収める事は難しい。
構図の中に白い筋だけが入っていても…
ただの線でしかありませんので構図を決めましょう!
ISSが見えない時でもシミュレーションはできます。
ISSが見える方角でテスト撮影してみます。
スマホで撮影するISS
ISSはスマホの動画でも撮影する事ができます。
それほど明るいという事です。
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小さくて見えにくいかもしれませんが…
左の上部から右の中心位の位置を移動しています。
ISS可視日時
ISSが撮影地で見える日時を知る必要があります。
ISSが見える時間や地域などを確認してください。
ISSの可視日時はアプリでも提供されています。
星座系アプリでも知る事ができますが、その場合は位置情報だけ。
可視できるかは記載されていない事があります。
その為、ISSの可視アプリの方が正確に可視スケジュールを知る事が可能です。
「SpaceStationAR 国際宇宙ステーションを見よう」を利用します。
下記は無料のものですが広告が表示されない課金アプリもあります。
上の写真の間隔は3秒開いていますが下の写真は2秒です。
1秒の差でも途切れる間隔はかなり違いますので、間隔は短い方が良いですね。
このように比較明合成(コンポジット)するにはアプリを使用します。
無料アプリなので手軽で便利なアプリです。
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国際宇宙ステーションの撮影まとめ
星空の撮影をしていると偶然ISSが写る事もあります。
流星群や天の川の撮影などで流れ星と間違われる事もありますが前後の撮影物を見れば流れ星か人工衛星かは分かります。
星の撮影をしない方は流星群の撮影時に飛行機を流れ星と勘違いします。
人工衛星を流れ星と勘違い・イリジアムフレアを流れ星と勘違い。
UFOも同じです。確認できたらUFOでは無いですが未確認だったらUFOになります。
ISSも撮ってみてはいかがでしょうか?