SCW気象予報で雲確認!風景写真家の事前チェックサイト!スマホ対応GPVの進化版
朝日や夕日の撮影地の雲の様子は?
星の撮影地で天の川は見えるのか?
撮影日の雲の様子が知りたい!
風景撮影をし始めると、撮影地の天候状態を事前にチェックするのは必要不可欠ですね?
撮影地に行ってみたら雲に覆われて何も撮れなかった…
遠くまで出かけて撮影できなかった事は多々あります。
撮影地の天候を知るのは風景写真家の事前調査として行うことのひとつですね。
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以前はGPV気象予報で雲の動きを事前にチェックすることが多かったと思います。
GPV気象予報はスマホでは見にくいため
代わりのアプリを紹介した記事もありますが
GPV気象予報がSCW気象予報になってスマホ対応になりました。
GPV気象予報より見やすくなって
スマホアプリのように使用できるSCW気象予報。
まだSCW気象予報を使用していない方が居ましたら、
ぜひ利用してみてください。
SCW気象予報
SCW気象予報は全国の気象予報を視覚的に見ることができるサービスです。
私がよく利用するのは、星を撮影する際の事前チェックなどに使います。
例えば、撮影地間近に撮影地に選んだ特定の地区の天候を調べます。
天気予報で「晴れ」であっても現地には雲が出ている場合があります。
SCW気象予報は雲の様子も見ることができるため
撮影のシミュレーションが出来ます。
SCW気象予報の概要
SCW気象予報は、GPV気象予報が新しくなった気象予報です。
GPVの内容は次のとおりでした。
GPVとは気象庁や米国海洋大気局等の気象予測モデルをスーパーコンピュータで計算した予測値を指します。
気象予測モデルには、低解像度で長期間の予測をするモデルや高解像度で短期間予測するモデル、波浪を計算するモデル等あり、GPV気象予報では様々なモデルの予測を提供します。
地図上に5kmまたは20kmメッシュの詳細な気象予報を表示します。
5kmメッシュ詳細予報では1時間毎の予測を39時間先まで、20kmメッシュ広域予報では11日(264時間)先まで予測。
詳細予報の更新:1日8回(2:30,5:30,8:30,11:30,14:30,17:30,20:30,23:30)
広域予報の更新:1日1回(4:00)
沿岸波浪予報(波高・波向・周期)の詳細予報は3時間毎72時間先まで、更新は1日4回(2:15,8:15,14:15,20:15) 広域予報は11日(264時間)先まで予報。
GPV気象予報の難点はスマホでは見にくいという点でした。
SCW気象予報の機能
SCW気象予報は、スマホ対応になって見やすくなり、より制度も増しました。
水平解像度が2kmとなり、水平格子間隔が小さくなりました。
更新時間:毎時43分
水平解像度:2km
予報時間:9時間
雲観測マップは雲形と雲頂高度を表示します。
塗潰域:7種類の雲形がそれぞれの色で表示。
等値線:雲頂高度を表します。単位はメートル。
ドット:黒ドットは雲混じり域、緑ドットはダスト、白ドットは積雪域を表す。
雲観測マップを使いこなせば、
撮影地近辺は上層雲なのか、中層雲なのか?など
雲の様子がわかる他、積乱雲の発生なども表示されます。
雨量や雲量
気圧・風速
気温・湿度
SCW気象予報(会員)
SCW気象予報の会員になると、より手軽に使用することができます。
SCW気象予報の会員特典
局地モデルの9時間先までの予報
雲観測マップ最新情報の表示
広告の非表示
SCW気象予報会費
月額280円(税抜き)
yahoo!ウォレットの登録が必要。
クレジットカードの登録が必要。
機能の比較
会員になると広告の非表示他、表示制限がなくなります。
機能の比較 | |||
GPV気象予報 | SCW非ログイン | SCW有料会員 | |
広告表示 | 表示あり | 表示あり | 表示なし |
雲観測情報 | × | △表示制限あり | ◯制限なし(最新情報表示) |
局地モデル | × | △表示制限あり | ◯制限なし(9時間先まで) |
詳細モデル | ◯ | ◯ | ◯ |
広域モデル | ◯ | ◯ | ◯ |
広域モデル更新回数 | 1日1回 | 1日4回 | 1日4回 |
雨量・雲量SSI表示 | × | ◯ | ◯ |
詳細SSI | ◯ | × | × |
ポイント数値データ | ◯ | × | ×(対応予定) |
沿岸波浪予報 | ◯ | × | ×(対応予定) |
予報信頼度表示 | 表示あり | 表示なし | 表示なし |
気圧面予測図 | ◯ | × | × |
米国海洋大気局予報 | ◯ | × | × |
欧州中期予報センター | ◯ | × | × |
SCW気象予報利用例
SCW気象予報はいつどのように利用したら良いのでしょうか?
私が利用する理由は、風景の撮影予定を立てる際一番重要なのは天気。
撮影予定日の候補を数日絞り込みます。
「撮影候補日」「予備日」前後1日…というように、撮影予定を立てます。
特に天の川の撮影には欠かせないアイテムのひとつです。
一週間前くらいから、撮影予定日の天候をチェックしますが
撮影予定地の天気予報が「晴れ」でも雲が出現する場合もあります。
SCW気象予報で雲出現予報を見て、
撮影予定地から少し外れた場所のほうが雲が少ない場合は撮影地の変更をします。
また、どうしても撮影予定地を変えたくない場合は撮影日時の変更になります。
散々予報をチェックしても現地へ赴けば真っ白の雲模様…
そんなことも無くはありませんね。
私の場合に限ってですが、今のところ全く違う…という事はありませんでした。
現地に到着して「あれ?」と思ったことは何度かありますが、
かなり正確と言っても良いでしょう。
SCW気象予報の閲覧
SCW気象予報はアプリではありません。
従ってどなたもネット環境とブラウザーがあれば利用できます。
iphoneを利用している場合は、
サファリで開いてホームに追加すればアプリ感覚で使用できます。
※Androidを使用していないのでAndroidの説明はできませんが、同じかと思います。
有料会員の場合は、より精度を上げることができますが、
頻繁に利用する人はともかく、あまり撮影に出向かないという方は、
無料利用のものでも分様子がわかります。
SCW気象予報まとめ
SCW気象予報は、気になる雲の様子が予測できますので、行き損が減ります。
例えば現地が晴れていても、撮影しようとする方向に厚い雲があれば変わります。
海岸から見て海上に雲がなければスッキリした水平線が見えますね。
積雲が発生していれば、良い感じの夕焼けが撮れるかもしれない!など
様々な予測ができるのがSCW気象予報です。
もし天の川の撮影や風景写真などで出かける場合は、
SCW気象予報をチェックして損はないと思います。