星や月のインターバル撮影シミュレーションInterval Book!Vixen Interval Book使い方
月食のインターバル撮影場所は?
日食のインターバル撮影場所は?
Vixen Interval Bookの使い方は?
インターバル撮影は星や月・太陽の撮影で使う撮影方法。
連続写真を撮影する事で変化の様子を伝えます。
天体だけでなく変化する物の連続写真は変化が一目瞭然。
特に天体撮影で使用されるインターバル撮影。
撮影地を探すのも楽しみですね?
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満月のインターバル撮影はどこで撮ろうか?
場所ごとでシミュレーションする事は無いですか?
今回はインターバル撮影だけでなく天体の変化もシミュレーション!
天体アプリ「Vixen Interval Book」を紹介します。
Vixen Interval Bookの使い方を覚えて活用してみてください。
Vixen Interval Book概要
Vixen Interval Book(ビクセン・インターバル・ブック)
Vixen(ビクセン)と言えば…天体。
天体望遠鏡や天体に関する様々なサービスを提供しています。
Vixenでは天体系のアプリも沢山リリースしています。
今回はその中のひとつ「Vixen Interval Book」
Vixen Interval Bookはどのようなアプリでしょうか?
Vixen Interval Bookは、天体の様子を見るだけでなく…
撮影するための情報を得られます。
その特徴としてあげられるのが「インターバル撮影」
Interval Bookは月のインターバルイメージ(多重露光)撮影のシミュレータです。
月の出や月の入り等でタワーなどのランドマークに月が掛かる時のインターバルイメージを再現いたします。撮影日時、撮影場所、撮影地の標高、カメラレンズの焦点距離、多重露光間隔、露光回数を設定し、星図をスクロールして目的の方向に方位高度を合わせます。
次に画面下部のスライダーで撮影開始時刻を指定し、最後にインターバルイメージボタンをタップすると、指定した時刻から指定回数多重露光した時のイメージを表示することが出来ます。
以上のようにして予め撮影計画を立てて、現地で画面上に表示されるカメラの向きを參考に、多重露光撮影を行います。
現在のところ、ランドマークには東京にある有名なタワーが2つ収録されています。アプリ内で、ランドマークを追加することができます。
天体撮影のインターバル撮影に役立つアプリ「Vixen Interval Book」
どのように使うのでしょうか?
Vixen Interval Book
Vixen Interval Bookは無料で提供されているアプリです。
天体系のアプリは優秀なアプリが沢山あります。
無料のアプリもありますが…
使い勝手も良く「使えるアプリ」はほとんどが有料。
その中でVixen Interval Bookが無料なのはとても有り難い。
Vixen Interval Book使い方
Vixen Interval BookはiOS・Andoroid向けに提供されています。
iphone・ipadで確認した事を記載します。
アプリストアからダウンロードしたVixen Interval Bookを開くと…
画面は天体が広がります。
現在位置を設定するか?が画面に出ますので選択してください。
現在位置は後からでも設定できます。
Vixen Interval Book設定
設定は画面上の「スパナのマーク」
サンプルでは「富士山」「スカイツリー」が設定されています。ナイトビジョン:
撮影時などで画面を見る際に目に影響が少ない赤色画面になります。方位高度/赤緯赤経線:
画面に緯度経度線を表示するかしないか?画角表示:
使用レンズの画角を表示するかしないか?天の川表示:
天の川を表示するかしないか?
ランドマークを登録しても画面に表示される場所は限られています。
インターバルイメージ設定
画面の左上にある「カメラのアイコン」
下記で設定したものを選択できます。撮影日時:
撮影日と時間を入力します。撮影場所:
撮影予定地を入力できます。
マップから撮影地を中心に合わせて設定。標高:
標高が分かっているなら入力。焦点距離:
使用レンズの焦点距離を入力。撮影インターバル:
撮影間隔を入力します。撮影回数:
シャッター回数を入力します。
数値入力は必要無い時や分からない時はそのままでも大丈夫です。
星の撮影などは入力する必要はありません。
月などの撮影はシャッター回数や間隔のシミュレーションに役立ちます。
シミュレーション例
上記の項目「撮影場所」の設定方法です。
撮影場所をタップすると地図が表示されます。
必要に応じて衛星画像かマップ表示にして中央に撮影場所を表示します。
撮影地の名前を入力して分かり易くしておきましょう。富士山が被写体の一部である場合は役立つ事も多い。
難点は富士山は実際に見えなくても表示されてしまう点。
一例として「本栖湖」を登録してみます。
撮影地を登録すると呼び出すことができます。
入力したら必ず「決定」させます。同様に新しい撮影場所を設定する際は「追加」必要無い撮影地は削除できます。
実際に撮影場所を設定した画面を呼び出してみます。
新たに設定した撮影場所が表示されます。一例の撮影地は本栖湖湖畔。
富士山の方向に合わせています。
この日のこの時間に本栖湖から富士山を見ると?
富士山の上に天の川が表示されているのが分かります。
※レンズの焦点距離を入力すれば画角が表示されます。
シミュレーション画像
横位置の方が分かりやすいですね?
前述の画像と日付と時間は違いますが…
画面左側に撮影場所・撮影高度・撮影方位が表示されます。
構図に入れたい画角もある程度分かります。
以前撮影した本栖湖から見た天の川の写真です。
撮影日時もレンズも全く違いますが…
ほぼほぼ…見え方は良い方だと思います。
インターバル画面
インターバル撮影をシミュレーションするには右下の「円マーク」
円マークをタップすることで下部にバーが表示・非表示されます。
バーの円をスライドさせる事で時間による変化が見られます。
インターバル撮影の設定で入力した数値が表示されます。
月の場合はインターバル撮影の間隔が短いと重なって見えます。
画像は2019年7月17日桜橋からスカイツリーを撮影すると?
月のインターバル撮影がこのように撮影できる事を表示しています。
Vixen Interval Bookダウンロード
Vixen Interval BookはiOS・Andoroid向けに無料で提供されています。
気軽に試してみてください。
インターバル撮影関連記事
インターバル撮影に関する記事をご紹介します。
それぞれの記事は重複している内容もありますが…
それぞれのインターバル撮影に特化した内容になっています。
Vixen Interval Bookまとめ
私はVixen Interval Bookを使っていません。
ipad内にはインストールしています。
アプリの比較として使用する事とブログ用の記事作成の時用です。
自分が撮影する際のシミュレーションとしては活用していないのが事実です。
と言うのは…
自分自身ではシミュレーションする方法が違うだけです。
使い慣れたアプリを使用してしまうからですね…
Vixen Interval Bookは活用できる事が沢山あると思います。
お勧めの関連記事 平成最後の日の入りを撮ろう
富士山がランドマークとして登録されていますので…
ダイヤモンド富士などで活用できると思います。
勿論、太陽のシミュレーションもできます。
私はダイヤモンド富士に興味が無い事は関連記事にも書いていますが…
ダイヤモンド富士やパール富士を撮影したい場合…
かなり使えるのでは無いか?と思います。