オリオン座:星座とギリシャ神話!撮影と観測の時期や時間は?冬の星座の撮影
- オリオン座とは?
- オリオン座のギリシャ神話は?
- オリオン座の撮影!
オリオン座は冬に見られる星座の代表的なもの。
詳しく星座を知らなくてもオリオン座が分かる人は多いと思います。
星の撮影や星の好きな人にも愛されるオリオン座。
撮影していてもギリシャ神話まで知っている人は多くない。
オリオン座は、撮影してもはっきりと分かる為、被写体になりやすいですね。
オリオン座について、少し詳しく紐解いてみたいと思います。
オリオン座
オリオン座は冬に見える星座として知られています。
中央に三つ星が並んでいるのが目印です。
オリオン座の概要
オリオン座には中央に三つ星と、オリオンの肩に相当する赤みがかったα星ベテルギウス、脚に相当する青白いβ星リゲルの二つを含み、鼓のように見える為、鼓星(つづみぼし)という名前で呼ばれる地方もあります。
冬に見られる星座として好まれる星座です。
オリオン座の撮影
オリオン座は形がはっきり分かる為、撮影される星座のひとつです。
低い位置に見えるオリオン座と被写体を撮影する星座としてもお勧めです。
オリオン座の出現時期
オリオン座の観測や撮影は8月の下旬から2月中旬位までがお勧めできる期間です。
8月 |
オリオン座は8月の初旬の場合、朝方4時頃に東の空を昇ってきます。 この頃は日の出の時間も早く、殆ど見る事ができません。8月の末頃の同時刻に東の空を見ると低い位置にオリオン座を確認する事ができます。 地上の被写体と低い位置に見えるオリオン座を撮影する事が可能です。 |
9月 |
9月の初旬になると3時頃には地平線近くで見えるようになり下旬には1時には見えるようになる為、撮影も少し楽になります |
10月 |
10月の中旬になると23時台に東の空から見え始めます。 ようやく長い時間撮影できる季節の到来です。 |
11月 |
11月中旬頃になると21時台に東の空から見え始めます。 翌日の朝に西の方角に沈みます。 |
12月 |
12月中旬になると19時台に東の空から見え始めます。 翌日の夜明け前に西の方角に沈みます。 |
1月 |
1月の中旬になると日が沈んで暗くなる18時台に東の空から見え始めます。 翌日の3時を迎える頃には西の方角に沈みます。 |
2月 |
2月の中旬になると15時台には東の空から昇りますが、まだ明るい為視認する事はできません。 暗くなって星が見える頃には南の空にオリオン座を確認できます。23時台には西の方角に沈みます。 |
3月 |
3月の中旬になると13時台に東の空から昇ってきます。暗くなって視認できる頃は西寄りの南の方角で確認できます。 22時台には西の地平線近くになり23時台には見えなくなります。 |
4月 |
4月の中旬頃になると20時近くに西の低い位置で確認する事ができます。21時台には沈んでしまう為、ごく短い時間だけ見る事ができます。 |
5月・6月・7月 |
5月から7月までは太陽に近い位置にある為、観測や撮影はできません。 |
オリオン座のギリシャ神話
オリオン座におけるギリシャ神話は、夏の星座のサソリ座にも関係があります。
巨人オーリーオーンは海の神ポセイドーンの子で美しく力も強い優れた猟師でした。
常に自分が一番強いと自負し「この世に自分が倒せない獲物はいない」とおごった考えを持っていました。
怒ったガイアは、オリオンを殺す為、大サソリを放って彼を刺し殺させました。
オリオンはサソリに足を刺されサソリの毒で死んでしまいました。
その後オリオンとサソリは共に天にあげられオリオン座とサソリ座になったとされています。
巨人オーリーオーン = オリオン座
オリオン座まとめ
オリオン座は冬の大三角形を形成するペテルギウスが含まれています。
ベテルギウスは2019年末頃から減光し始め、2020年1月までにベテルギウスの視等級は0.5等級から1.5等級になり、約2.5倍暗暗くなっている事が分かっています。
原因はペテルギウス自体ではなく粒子サイズの大きい星周塵がベテルギウスを覆ったことで減光した可能性が最も高いとされています。