2022年1月天の川が見える日時と方角は?天の川銀河撮影候補日!冬の星空の観測と撮影
- 1月の天の川銀河の方角や位置は?
- 1月に天の川が見える日時は?
- 1月の天の川の見え方は?
一年の始まりの1月は天の川の撮影始めには向いていません。
冬の天の川は濃い部分が見えない為、天の川の撮影に関してはお勧めできない時期になります。
天の川の濃い部分は見えていなくても星が集まった集まった川のように見える天の川を見る事はできます。
ただ、肉眼での確認は少々難ありです。
1月の天の川はどのように見えるか?を解説していきます。
今日の天の川が見えやすい日時をチェック!
- 1月の天の川の見え方
- 1月の天の川が見える位置と方角
- 1月の天の川が見えやすい日時
- 1月の天の川の撮影計画
1月の天の川銀河 はじめに
1月の星空と天の川銀河の見え方や見え易い日時を紹介しています。
天の川は特別の日に見える訳ではなく見え易いか?見えにくいか?
自転の関係で毎月、天の川の見える方角が異なります。
同様に年と日時によっても方角や見え方が違います。
月が出ていると見えにくい為、月の満ち欠け・月の出入も関係します。
目的の月がある場合天の川カレンダーを参照。
2021年1月の天の川銀河
2021年1月に天の川を観測・撮影する候補日時を計画します。
星の撮影に大きく関わる1月の月の様子を確認します。
日の出の時間や日の入の時間もチェックして撮影計画を!
1月の天の川はどう見える?
1月に見える天の川銀河の様子をシミュレーションします。
冬の天の川の中で特に12月と1月は、残念ながら思うような撮影は困難です。
それは、天の川と言えば星野集団が肉眼でもハッキリと分かるダイナミックな姿を想像する為です。
1月の天の川の方角と位置
1月に天の川が見える方角(方向)と位置を確認します。
1月の天の川銀河の位置を確認してみます。
夜間の時間は濃い部分が地平線の下にあり、見えないのが分かると思います。
こればかりは昨年であろうと来年であろうと変わりません。
ピックアップした日は新月及び前後の日。
赤いラインは地平線になります。
2022年1月3日5時
2022年1月3日6時
1月の太陽と月の関係
1月の太陽と月の出没カレンダーで天の川が見えやすい日を選んで撮影計画を立てます。
2022年1月の太陽(日の出・日の入)と月(月の出・月の入)の時間を確認します。
候補日として適した日にち「★印」
時間によって撮れる・見れる日「▲印」
表は東京を基準とした太陽と月の時間関係です。
※1月においては撮影適応日の▲・★は省略しています。
2022年1月の太陽と月 | |||||
1月 | 日出 | 日没 | 月出 | 月没 | 月齢 |
1日 | 6:51 | 16:38 | 5:00 | 14:51 | 27.8 |
2日 | 6:51 | 16:39 | 6:14 | 15:50 | 28.8 |
3日 | 6:51 | 16:40 | 7:22 | 16:58 | 0.4 |
4日 | 6:51 | 16:41 | 8:20 | 18:12 | 1.4 |
5日 | 6:51 | 16:42 | 9:07 | 19:25 | 2.4 |
6日 | 6:51 | 16:42 | 9:46 | 20:35 | 3.4 |
7日 | 6:51 | 16:43 | 10:18 | 21:41 | 4.4 |
8日 | 6:51 | 16:44 | 10:47 | 22:44 | 5.4 |
9日 | 6:51 | 16:45 | 11:13 | 23:44 | 6.4 |
10日 | 6:51 | 16:46 | 11:39 | – | 7.4 |
11日 | 6:51 | 16:47 | 12:05 | 0:43 | 8.4 |
12日 | 6:51 | 16:48 | 12:33 | 1:41 | 9.4 |
13日 | 6:51 | 16:49 | 13:04 | 2:39 | 10.4 |
14日 | 6:50 | 16:50 | 13:40 | 3:37 | 11.4 |
15日 | 6:50 | 16:51 | 14:21 | 4:35 | 12.4 |
16日 | 6:50 | 16:52 | 15:08 | 5:30 | 13.4 |
17日 | 6:50 | 16:53 | 16:01 | 6:21 | 14.4 |
18日 | 6:49 | 16:54 | 16:59 | 7:08 | 15.4 |
19日 | 6:49 | 16:55 | 17:59 | 7:48 | 16.4 |
20日 | 6:48 | 16:56 | 19:01 | 8:24 | 17.4 |
21日 | 6:48 | 16:57 | 20:03 | 8:56 | 18.4 |
22日 | 6:48 | 16:58 | 21:05 | 9:25 | 19.4 |
23日 | 6:47 | 16:59 | 22:07 | 9:52 | 20.4 |
24日 | 6:47 | 17:00 | 23:11 | 10:19 | 21.4 |
25日 | 6:46 | 17:01 | – | 10:47 | 22.4 |
26日 | 6:45 | 17:02 | 0:17 | 11:19 | 23.4 |
27日 | 6:45 | 17:03 | 1:26 | 11:55 | 24.4 |
28日 | 6:44 | 17:04 | 2:38 | 12:38 | 25.4 |
29日 | 6:43 | 17:05 | 3:51 | 13:31 | 26.4 |
30日 | 6:43 | 17:06 | 5:00 | 14:34 | 27.4 |
31日 | 6:42 | 17:07 | 6:02 | 15:44 | 28.4 |
時間は場所によって異なります。
撮影予定地の正確な時間を!
1月の天の川撮影攻略
1月は肉眼で天の川を観測するのは多少無理があります。
ただ、例えば高地のスキー場などで星を見ると星の集まりが見える事があります。
それが天の川ですが、ごく細く繋がっている為、よく見ないと分からないと思います。
そのような状態の天の川は月が全く出ていない日時に観測できます。
天の川をインターバル撮影
天の川の撮影に慣れたらインターバル撮影をしてタイムラプスにも挑戦!
動画にする事で天の川の撮影も更に楽しくなります。
2022年1月の天体イベントは?
天の川の撮影では様々な天体イベントと絡める事もあります。
例えば流星群やISSの光跡などと天の川を撮影できます。
1月の月の満ち欠け
- 1月の新月:1月3日
- 1月の上弦:1月10日
- 1月の満月:1月18日
- 1月の下弦:1月25日
しぶんぎ座流星群
1月は毎年恒例のしぶんぎ座流星群を見る事ができます。
しぶんぎ座流星群は年間の三大流星群のひとつになっており、1時間に見える流星群の数も比較的多いので挑戦してみてください。
撮影できるお勧めの星座
冬の星座の代表格としてオリオン座は魅力的な星座です。
天の川撮影の参考に!
天の川の観測や撮影に役立つ撮影攻略や星の撮影の参考に!
2022年1月の天の川銀河まとめ
毎年の事ですが1月の天の川の観測についての記事は記載に躊躇してしまいます。
見えないものではありますが、毎月の天の川の観測について知って頂く為に1月も掲載しています。
冬の時期の星空は綺麗でもありますので星座を探してみるのも良いと思います。
また、1月はしぶんぎ座流星群があるので、流星の撮影に力を注ぐのが良いでしょう。