2023年版ペルセウス座流星群の観測と撮影攻略!方角と時間は?夏最大の天体イベント
ペルセウス座流星群を見るコツは?
ペルセウス座流星群を撮影するには?
2023年のペルセウス座流星群は見え易いでしょうか?
年間の流星群観測の中でもペルセウス座流星群は最大級の流星群です。
晴れていれば必ず流星群を見るチャンスがあります。
ただ、その日の月の出現によって方角によっては見えにくい事もあります。
2023年はペルセウス座流星群は見えるでしょうか?
2023年のペルセウス座流星群の極大日時や観測・撮影攻略をご紹介します。
ペルセウス座流星群
ペルセウス座流星群の観測や撮影に関しては毎年違いはなく観測方法や撮影方法はどの流星群にも通用します。
観測や撮影の違いは極大日や天候によっても異なります。
流星群の観測・撮影おさらい
流星群に関して今回もおさらいしておきます。毎年国内で見られる流星群は決まっています。
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月が出ていない方が夜空は暗くなる。
同じ関係で極大日時にも変化があります。より多く流星群が見える日時があるという事です。
その為、毎年「ペルセウス座流星群が見えるのはいつ?」という話題になります。
毎年同じような内容になってしまいますが、月齢の関係で毎年内容が異なります。
2023年のペルセウス座流星群を見る最適の日時は?
ペルセウス座流星群とは?
そもそもペルセウス座流星群とは?
ペルセウス座流星群(ペルセウスざりゅうせいぐん、学名 Perseids)は
ペルセウス座γ星付近を放射点として出現する流星群である。ペルセウス座γ流星群(ペルセウスざガンマ流星群)とも呼ばれる。
7月20日頃から8月20日頃にかけて出現し、8月13日前後に極大を迎える。
しぶんぎ座流星群、ふたご座流星群と並んで、年間三大流星群の1つ。
出典:Wikipedia
ペルセウス座流星群(ペルセウスざりゅうせいぐん)は、地球の大気によって焼き尽くされる隕石や宇宙塵が、ペルセウス座の方向から見えるように流れる自然現象です。
流星群は、地球が太陽の周りを公転する際に、地球の軌道がこれらの隕石や宇宙塵の通り道と交差することによって起こります。
ペルセウス座流星群は、毎年7月下旬から8月上旬の期間に活動がピークを迎えます。
ピーク時には、1時間に数十から数百もの流星が見られることがあります。
ただし、流星群の明るさや活動量は年によって異なります。
この流星群は、ペルセウス座の近くに放射点(流星が見かけ上発生する場所)があることから「ペルセウス座流星群」と呼ばれています。
実際には、地球の大気に突入する速度で流星が燃え尽きることで、放射点が見かけ上形成される現象です。
流星群は天文イベントとして人気があり、特に観測条件が良い夜には多くの人が流星群を観察しに外に出かけることがあります。
流星群の観察には、適切な観測地点を選ぶことや、できるだけ暗い場所を選んで光害を避けることが重要です。
また、快適な服装や寝袋などを持参して、しばらくの間じっくりと天体ショーを楽しむことができます。
ペルセウス座流星群が見える方角は?
流星群は放出点があります。
ペルセウス座を中心に星が流れるイメージですが…
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360度どの方向でも見えるのが流星群の良いところ。
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明るい光を避けて暗い空を見上げる!
2023年のペルセウス座流星群の観測と撮影
流星群やペルセウス座流星群についてある程度理解したら、2023年のペルセウス座流星群の見え方や観測を計画してみましょう。
2023年のペルセウス座流星群極大日は?
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8月13日17:00との事。
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極大日時は夕方の明るい時間帯ですが、前日12日の夜から当日(13日)の明け方、夜から翌日(14日)明け方がお勧めです。
極大日の環境や天候が悪い場合など、前後で天候が良ければ撮影に挑戦!
極大日8月13日の夜空
極大日である8月13日の月齢は?
月齢25.4で月の出が0:39、月の入りが16:06(東京)
つまり13日の夜間は月が出ていない為、絶好の観測日と言えます。
ペルセウス座の位置と放出点
2023年8月13日20時
2023年8月13日21時
2023年のペルセウス座流星群 観測・撮影攻略法
2023年は月の明かりに邪魔される事なく一晩中撮影可能です。
天の川とペルセウス座流星群のコラボはぜひ押さえたい構図です。
何度も記載していますが、
流星群は放出点の方角だけで見えるものではありません。
構図に入れたい建造物や天の川など、全方角で観測できる為、好みの構図を見つけて計画するのが良いでしょう。
流星群の観測で用意する物は?
公園などに出掛ける場合は装備も万全に!
最低限用意したい物をご紹介します。
懐中電灯(スマホ)
防寒具(ブランケット)
レジャーシート
虫除け
上記は最低でも用意したいものですが夜間にアウトドアで滞在する時に必要な物をシミュレーションしてみてください。
星空撮影で用意するもの
流星群を撮影する場合は、それなりの装備で挑みましょう。
三脚は必須です。
流星群の撮影方法は?
ペルセウス座流星群に限らず「流星群の撮影方法」は変わりありません。
コツを掴めば必ず撮影できます。
下記の記事で詳しく説明しておりますので参照してください。
天の川と流星群の撮影
前述したように流星群はどの方角でも観測できます。
その事から天の川とペルセウス座流星群を撮影するのを好む人達もいます。
私もその中の一人です。
下記の写真は2020年に撮影したもので、天の川とペルセウス座流星群を捉えたものです。
毎年このような写真が撮れるか?はその年の月齢や月の出現時刻によっても異なります。
2020年8月13日撮影
PICK UP:撮影地及び撮影時の記事
撮影は極大日ではありませんが、四方で流星を確認する事ができました。
この日は天の川と流星群を撮影する目的の為、撮影方角は南になります。
流星群と共に撮影したい建造物等の被写体によって撮影方角を決めるのが良いでしょう。
流星群観測・撮影時のマナー
周囲に観測者や撮影者がいる場合はマナーを守りましょう。
他の観測者との距離を空ける
光源は最低限のものに
観測者・撮影者の前を横切らない
等々
特に光には気をつけましょう!
後から到着したら小さな光で観測する場所へ移動しましょう!
横切る場合は一声かけて確認してから横切りましょう!
流星群の撮影は「インターバル撮影」が多い為、カメラの前を横切るのはご法度です。
ただ、カメラの向きが上方向の場合、画角に入らない事もありますので「声をかけてください」
逆に撮影者は前を横切る事ができない場所を選ぶのも大事な事です。
ペルセウス座流星群はスマホで撮れる?
スマホで流星群は撮影できるか?
スマホで流星群を撮影したい!という方も多いようです。
スマホで流星群は撮影できるか?を検証してみました。
スマホで流星群を撮影するにはアプリが必要。
アプリでカメラを制御できればスマホでも流星群は撮影できます。
近年のスマートフォンのカメラはとても優れています。
インターバル撮影ができるスマホなら撮影可能な場合もありますが、ピンとの問題もありますのでアプリを使用するのがお勧めです。
スマホで星の撮影が出来る事はある程度立証されました。
下記に紹介するアプリを利用すれば流星群も撮影可能ですね。
一眼レフなどと比べると若干精度は悪いですが、最新のスマホなどは解像度が良いのでもっと綺麗に撮れるはずです。
ぜひ挑戦してみてください。
アプリを使用
ペルセウス座流星群を動画撮影
動画で流星群は撮影できる?
動画で流星群を撮影する事はできます。
無駄な時間になる可能性が大きい事も考慮しましょう。
2023年の場合、極大日前後の環境が良い為、撮影チャンスは大!
後は天候次第です。
流星群の撮影方法動画
簡単ではありますが流星群の撮影方法を動画にまとめてみましたのでご覧ください。
流星群および星空の撮影関連記事
星空の撮影方法や撮影地など流星群を始め撮影方法の記事は沢山あります。
目的に合いそうな記事を探してください。
流星群に関する記事
流星群に関係する記事ピックアップ!
※流星群というキーワードの記事です。
流星群の撮影は天の川の撮影やインターバル撮影と同様です。
若干の違いはあるものの、ヒントは必ずあります!
2023年版ペルセウス座流星群まとめ
ペルセウス座流星群を始め流星群を見たい!撮りたい!と思う方も多いと思います。
動画で撮影するのは少々無理があるかもしれませんが、写真撮影することは可能です。
観測だけする場合は、レジャーシートなどを敷いて仰向けになって寝転がるのが最適な観測方法です。
撮影する場合も、インターバル撮影でカメラに任せておき、撮影中は寝転がるのが良いです。
撮影は一つの定点地で少なくとも1時間は粘る事が大事です。
カメラが向いていない方角で頻繁に流れる事もありますが、我慢するのが大事です。