2020年6月21日の部分日食を撮ろう!部分日食の観測と撮影方法!日食撮影シミュレーション
- 6月21日の部分日食は見られる?
- 6月21日の部分日食は撮影できる?
- 6月21日の部分日食はどこで見える?
2020年にも部分日食を見る事ができます。
部分日食が観測できるのは2020年6月21日。
夕方に西の空で観測する事ができます。
全国で見る事ができますが、地方によって見え方が異なります。
では地方によってどのような見え方になるのでしょうか?
部分日食とはどのようなものなのでしょうか?
太陽さえ見えている天候なら部分日食を見る事も撮る事もできます。
2020年6月21日の部分日食の観測と撮影方法をご紹介します。
肉眼で見られるか?
部分日食を見るためには?
撮影方法は?
動画で撮影できるか?
日食とは?
日食を見た事がある!
日食とはどういう現象?
日食に関しては知識が豊富で体験した事がある方もいれば、初めての方もいると思います。
日食について簡単に記しておきます。
ほぼ一直線上に並んだ時
地球から見ると
月が太陽の前を通過し
太陽の一部または全てを隠してしまう現象。
部分日食とは?
日食は「皆既日食」「金環日食」「部分日食」と大きく三つのパターンに分けられます。
2020年6月21日に見られるのは「部分日食」
部分日食はその名の通り部分的に隠れるパターンです。
2020年6月21日の部分日食
2020年6月21日はこの部分日食が観測できる日ですが、各地の見え方はどのようなものでしょうか?
部分日食の時間
部分日食が見られる時間帯を知っておく必要があります。
16時頃始まり
17時過ぎに最大
18時前後終わり
例えば東京の場合は16:11頃から始まり最大が17:10終わるのが18:03。
地域による欠け方の違い
地域によって欠け具合も異なります。
2020年6月21日17:00の欠け具合を見て見ましょう。
部分日食の観測
各地の見え方や概ねの時間が分かったら観測の準備をします。
日食を観測するという事は、太陽を直視するという事になります。
ましてや望遠鏡や双眼鏡などは太陽のアップになりますので目に良い訳はありません。
それなりの準備をしておかないと、目に悪いのは誰でも分かる事ですね?
それよりも肉眼では光が強すぎて欠けているのかも判別できません。
部分日食の観測準備
部分日食を始め太陽の観測には準備が必要です。
日食を見る為のアイテムの準備と、17時頃に太陽が見える場所の選定。
平地であれば見る事ができますが、山や建物などに隠れる場所では見れませんね?
日食を観測するためのアイテム
日食を観測するだけなら日食用のサングラスを使用します。
子供でも日食が観測できるツールですのでお子さんと部分日食観測も良いでしょう!
部分日食は金環日食の最大食と異なり太陽が見えている面積が広い。
その為、眩しくて肉眼での観測はできません。
ただし雲などに遮られて太陽の光が少ないと肉眼でも見える事があります。
※安全を考慮して部分日食の観測を!
部分日食の撮影
デジカメやスマホで部分日食は撮れるか?
ある程度ズームできる機能があれば部分日食の欠けた状態の太陽も撮影できます。
ただ、色々な条件もありますのでご注意ください。
部分日食撮影のカメラ設定
部分日食を撮影するためにはマニュアル設定やモードなど、太陽を撮影する設定に変えられる事ができるカメラである必要があります。
カメラの設定にあるオート撮影では思ったように撮れないのがほとんどです。
オートで撮影しない!
マニュアルで撮影
太陽や明るいものを撮影する時は絞り優先などカメラの自動設定をして撮影する事があると思いますが、できればマニュアルで撮影することを考えてください。
光源に向かって撮影する場合、それが太陽なら絞って撮影します。
絞って撮影する事で光の入る量を調節します。
絞って撮影する事で太陽の輪郭をクリアに撮影できます。
部分日食の撮影では使用するレンズによっても変わります。
ISO:100
絞り:F16・F22
シャタースピード:光量に応じて
カメラの設定で絞りを調節しても光量が多い為、太陽の輪郭がクリアに撮影できない!
そのような時は「NDフィルター」を使用します。
上記のNDフィルターの 使用についての記事内いも日食の事に触れています。
スマホでも撮影する事ができますが…
拡大率や明るさに耐えられ絞りである場合もあります。
スマホで部分日食を撮影する方法としては過去にも記事にしていますので参考にして見てください。
部分日食のインターバル撮影
部分日食を連続写真で撮りたい!
日食の変化を記録撮影して見たいと思いますね?
そのような場合はインターバル撮影で記録する事ができます。
6月中旬の同じ時間帯にテスト撮影してみました。
下の写真がその時の物です。
同じカットで風景を感じつつ太陽の様子を撮影するのは困難です。
この写真は比較明合成した物ですのでワンカットではこのように撮影できませんね。
DXフォーマットのカメラ24mmのレンズで撮影してみましたが
風景を入れつつ日食の様子を入れたいならば高めの建物などが良いです。
平地だともう少し広角で撮影したくなりますが、その場合日食の様子が半減します。
2019年の部分日食の撮影シミュレーションでインターバル撮影に触れています。
今回の6月21日の部分日食に置き換えてシミュレーションしてみると良いと思います。
日食の撮影例
以前に撮影した日食の写真をご紹介しましょう。
日食の中でもやはり金環日食は撮りたい被写体ですね。
移り変わりを並べると上の写真のようになります。
横に並べただけですので実際の変化は斜めになります。
2019年の1月の部分日食は下の写真です。
ほんの少ししか欠けていませんが、部分日食の様子が分かります。
2020年6月21日部分日食まとめ
今回の部分日食は西へ行く程欠け方の面積も大きいので、関西や四国・九州・沖縄など天気さえ良ければ観測や撮影に適しています。
また、西へ行く程、日没も遅いので撮影しやすいですね。
このような日食は天気に左右されます。
6月21日は晴れるのか?が一番気になるところです。
残念ながら撮影地は厚い雲に覆われてしまいました。
次の天体イベントは?