ND400フィルターの効果!水面を鏡面にする風景撮影での使用例!太陽の撮影や長時間露光
ND400フィルターの使用方法は?
ND400フィルターの効果的な撮影は?
ND400フィルターは特殊なフィルターになります。
使用するシチュエーションとしては太陽の撮影等、光源が明るすぎる被写体等。
日食の撮影や太陽の黒点の撮影等にも使用できます。
沢山のレンズフィルターの中で使用頻度が少ないフィルターのひとつです。
ND400フィルターを使用する事でどのような撮影ができるのか?
ND400フィルターは風景写真でも使えるのか?
今回は風景写真の撮影でND400フィルターを使用した例をご紹介します。
ND400フィルター
朝日や夕日、薄明の時間の風景写真や滝や水の流れを撮影する時等。
よく使用するフィルタにNDフィルターがあります。
私もND4・ND8・ND16・ハーフNDなどを使用しています。
稀に使用するのがND400フィルターです。
ND400フィルターとは?
ND400フィルターは「光量を400分の1に減少できる」フィルターです。
眩しい被写体の撮影で光量を減らして撮影できるフィルター。
ND8やND16などは滝の撮影や水辺の撮影によく使用されるものです。
ND400フィルターは100倍近く光量を減らす事ができます。
ND400フィルターの使い方
ND400はフィルターを装着するとファインダーから全く見えません。
それほど暗いフィルターです。
ND400のフィルターで撮影すると昼間の撮影でも海を鏡面にする事ができます。
周囲の明るさにも影響されますが昼光の長時間露光が可能になります。
ND400フィルター使用手順
ファインダーから見えない景色を撮影するのは困難です。
星の撮影と同じ方法を使います。
2)ピントはマニュアル(MF)にセット。
3)ピントを決定後テープ等でレンズを固定。
4)その後ND400を装着。
5)撮影物を確認してISO・SS・F値を調整。
レンズをテープ等で固定するのはピントがズレるのを防ぐ為です。
ピントが動いてしまうとフィルター装着後、再度ピント合わせる必要がある為。
昼光での撮影は分単位の長時間露光は明るくなる可能性があります。
絞りの程度は環境に応じて変える事になります。
昼光で人を消して撮影するならND400は有効なフィルターです。
ND400フィルター装着撮影
ND400を装着して風景写真を撮影してみます。
さほど明るくない薄明の時間帯の場合、かなり長い露光になります。
朝日や夕日の頃の撮影は通常の撮影より長めの露光になります。
太陽の光の道等をフラットに撮影できます。
太陽の黒点等もND400を装着して撮影する事ができます。
ND400以上のフィルターでも撮影できます。
観光地等で観光客や通行人を決して撮影する事もできます。
ND400フィルターの利点と欠点
ND400フィルターの利点は長時間露光をさらに伸ばす事ができる事。
ND400にも利点があれば欠点もあります。
前述のように日中でも長時間露光できる。
日中でも超長時間露光撮影ができる。
人(動く物)を消して撮影できる。
工夫次第でND400フィルターの利点はは増えます。
装着したら全く見えなくなるのは最大の欠点かも知れません。
可変式であれば解消できます。
構図が変わる度に付け外す必要がある。
色が再現できない事がある。
被写体や光量によって実際の色と異なる結果になる事があります。
絞りやシャッタースピードが合わなかった時などに色が再現できていない事があります。
少しグリーンが入ったような仕上がりになる事があります。
これはデジタル現像で修正できますが手間でもあります。
利点・欠点はどのフィルターにもあります。
ND400フィルター利点を沢山見つけてみましょう。
NDフィルター
NDフィルターは使い方次第で手放せないフィルターのひとつです。
下記記事の夜景撮影で人を消す撮影方法ではNDフィルターを使っていません。
ND400フィルターの種類
面倒な付け外しを防ぐには可変式のものがお勧めです。
ND400まとめ
ND400は通常の撮影では殆ど使用しないフィルターです。
使ってみると面白い!というような特殊なフィルターのひとつでもある。
日食など、太陽のアップを撮影するなどでも使用する事ができます。
可変式のNDフィルターの中にもND400まで対応しているものがあります。
滝の撮影等でも光量が多いと使用に向いています。
被写体や作品作りに様々な使用方法があるND400フィルターです。
興味があったら試してみてください。