11月の天の川の方角や位置は?冬へと変わる季節の天の川は?2018年版天の川撮影候補日
2018年11月の天の川の方向や位置は?
11月の天の川は何時頃見えるのか?
2018年11月の天の川の撮影や観測に適した日時は?
11月になると紅葉の撮影などで星の撮影はあまりしなくなる時期でもあります。
夜は寒いので一晩中星空を撮るのも気が引けますね?
日頃星空を撮影するカメラマンもこの時期は冬眠?
天体望遠鏡での星観測をする人たち以外はお休みの時期かもしれませんね?
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あと2ヶ月で1年も終わります。
これまで1月からご紹介してきた月ごとの天の川の位置や時間のご紹介。
11月はどのような天の川の姿を見せてくれるのでしょうか?
2015年に紹介していた毎月の天の川の撮影候補日のシリーズ、
ガイド天の川の撮影方向2015は意味が無いと判断し
更新をストップしていましたが、古い記事へのアクセスも多い事から
2018年の一年間の天の川の方向と撮影日時の候補紹介を再開します。もう一つの理由は、個人的な撮影計画のメモとして活用する記事です。
2018年11月の天の川撮影候補日
2018年11月に天の川を観測・撮影する候補日時を計画しましょう。
まずは天の川の撮影に大きく関わる11月の月の様子を確認してください。
また同様に、日の出の時間や日の入りの時間も同様にチェックしましょう。
11月の太陽と月の関係
2018年11月の日の出・日の入り、月の出・月の入り時間を確認しましょう。
天の川の観測や撮影に適した候補日に絞ってピックアップしています。
※東京を基準にしています。
2018年11月の太陽と月 | |||||
11月 | 日の出 | 日の入 | 月の出 | 月の入 | 月齢 |
3日(水) | 06:04 | 16:45 | 00:55 | 14:23 | 25 |
4日(木) | 06:05 | 16:44 | 02:02 | 14:59 | 26 |
5日(金) | 06:06 | 16:43 | 03:08 | 15:34 | 27 |
6日(土) | 06:07 | 16:42 | 04:13 | 16:08 | 28 |
7日(日) | 06:08 | 16:41 | 05:17 | 16:42 | 29 |
8日(月) | 06:09 | 16:40 | 06:20 | 17:19 | 0.5 |
9日(火) | 06:10 | 16:39 | 07:22 | 17:58 | 1.5 |
10日(水) | 06:11 | 16:38 | 08:21 | 18:41 | 2.5 |
11日(木) | 06:12 | 16:38 | 09:18 | 19:27 | 3.5 |
12日(金) | 06:13 | 16:37 | 10:10 | 20:16 | 4.5 |
備考:※表の前後でも撮影できますが10日間の表示になっています。 |
この表は東京を基準にしています。
例えば日の出を例にすると、北海道の場合、東京よりも20分ほど早く日の出になり、沖縄の場合、東京より60分近くも遅い日の出になります。
撮影地に合わせて正確な時刻をご紹介のアプリなどで調査ください。
[月の満ち欠けを調べるアプリ]の記事をご覧ください。
雲の予報を見て撮影日を決めよう!
撮影地へ行ったら雲で見えない!そんな事がないように雲の予報もチェックしましょう!
11月の天の川はどう見える?
11月に天の川の見える方角と見え方をシミュレーションしてみましょう。
天の川の方向や時間による見え方などは、いろいろな方法で知る事ができますが
今はアプリが一番分かりやすいでしょう。
アプリを使えば「今日の天の川の方角や位置」が即座に分かります。
説明用に使用しているアプリStarWalkの記事では動画でも紹介していますのでご覧ください。
天の川の方角と位置
2018年11月の天の川の方角(方向)と位置を知りましょう!
11月に天の川を撮影しに行こう!11月の天の川を見に行こう!
この時期、天の川の撮影目的で星空を撮影するカメラマンは少ないでしょう。
なぜ11月の天の川を撮影しに行かないのか?
11月の天の川の位置
11月に天の川が見えるのはどの方向なのでしょうか?
StarWalk(スターウォーク)を使用して1月の天の川の位置を確認してみましょう。
2018年11月8日17時頃の天の川の方角と位置
11月8日夕方17時の星空の様子です。
まだ明るい時間ではありますが日没後の様子です。
天の川は今までの月と比べると右へと傾いて見えます。
2018年11月8日21時頃の天の川の方角と位置
天の川の撮影でよく撮られる時間でもある21時の天の川の様子です。
天の川が濃く見える部分も沈み、かなり右へと傾いています。
2018年11月8日21時頃の地平線の下の天体
地平線の下を見てみると、天の川の濃い部分はもう見えない位置へと移動しています。
厳密には地球が回転していますので「移動」と言う表現はおかしいかもしれませんが、見えない位置にあると言う事ですね?
国内ではこのように右に傾いた天の川の濃い部分を撮影する事はできませんが、海外ならこのような角度の天の川が撮影されているのを見かけます。
星の位置や天の川の位置をリアルタイムでご覧になるにはアプリが便利ですのでチェックして見てください。
天の川の撮影に適した時間帯
上記の月の出・月の入りの表と、日の出・日の入りの表を見比べると分かると思いますが、11月は表の前半は早い時間、後半は遅い時間の撮影になります。
11月の天の川撮影の攻略法
11月は、日没時、すでに天の川が右に傾いています。
天の川の濃い部分は見えません。
11月は、日没後からの撮影が望ましいですね。
表の前半に焦点を当てて撮影計画を立てましょう。
天の川撮影候補地
11月の天の川は、地平線が見えない場所で見ると薄くうっすらと星の集まりが確認できます。
そもそも…11月に天の川を撮影しよう!と言う方は少ないですので、できる限り天の川らしい星空を撮影したい場合は、地平線や水平線が見える光害の少ない場所が望ましい。
山間部で森に囲まれた場所は光害はありませんが、天の川の位置も分かりにくいかもしれません。
ただ…天の川自体の見え方が薄くても撮影はできますね?
11月に撮影したものですが、この日は月が出ていますのでさらに空が明るい状態です。まだ構図内には入っていませんが、そろそろ月明かりで天の川も見えなくなってしまいます。
山中湖で撮影しましたが、夏ならもっと天の川が綺麗でしょうね。ただ…富士山は冠雪していませんが…
2018年11月の天体イベント
2018年11月13日おうし座北流星群が極大(出現期間10月15日~11月30日)
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天の川の撮影地や撮影方法のご参考にご覧ください。
2018年11月の天の川まとめ
11月に天の川が目的で星空撮影をする方もいないと思いますが、寒い冬の星空は空気も澄んでいますので天の川目的ではなくても星空撮影はお勧めできます。
インターバル撮影で星の軌跡をコンポジットしたいと言う目的であれば、澄んだ空が見える冬の季節もお勧めです。