星の軌跡のインターバル撮影方法とコンポジットバリエーション!比較明合成のアレンジ
インターバル撮影した画像はどう使う?
比較明合成(コンポジット)の方法は?
星の軌跡を撮ってみたい!
星空を撮影する時にインターバル撮影する事はよくある事です。
特に有効な星空のインターバル撮影は流星群の撮影。
流星群の撮影で流星が写っていない画像は必要ない?
使わないインターバル画像は「クズ」になる可能性も。
インターバル撮影する時は、たった1枚が必要な時もあれば、全ての画像が必要な時もあります。
タイムラプスやコンポジットにしない限りは無駄になるかもしれません。
ちょっとだけアレンジしてコンポジット画像として残してみても良いかもしれません。
インターバル撮影
インターバル撮影は様々な用途で使える撮影機能です。
星を撮影する時だけ使う機能ではありませんが星の撮影では有効的な機能です。
星のインターバル撮影の目的は?
星をインターバル撮影するのはどのような目的があるでしょうか?
・流星群を捉える為に。
星の軌跡を比較明合成して作品作りする為にインターバル撮影する?
下の画像は、通常に比較明合成(コンポジット)したものです。
南の夜空を撮影すると綺麗に弧を描いて左右に星の軌跡が流れます。
北の夜空を撮影すると北斗星を中心に弧を描きます。
このように単純に色々な方角で星空をインターバル撮影すると、色々なパターンの星の軌跡を確認する事ができます。
夏休みの自由研究にしても良さそうですね。
星のインターバル撮影方法
星のインターバル撮影をするにはカメラにインターバル機能が無いと撮影できません。
ただし、カメラ自体に機能がなくても外付けでレリーズタイマーを装填できれば撮影可能です。
こちらでは星のインターバル撮影の部分だけを抜粋してご紹介します。
星のインターバル撮影設定
星の撮影は、まずどの方角を撮影するか?を決めます。
一番分かりやすいのは北極星を中心に弧を描く撮影にする。
または好きな星座を追うような形でも良いかもしれません。
1)撮影する方角を選定する。
2)三脚にカメラを設置し固定する。
3)星にピントを合わせる。
4)撮影設定を決め撮影開始する。
星にピントを合わせる・星の撮影設定は天の川の撮影方法と重複しますので下記のコーナーご覧ください。
インターバルの間隔は使用の記録メディアにもよりけりですが、可能な秒数で間隔を決定します。
2〜3秒空きであれば殆どの場合大丈夫です。
何度も撮影して慣れる事で環境次第ですぐに設定を変える判断ができます。
比較明合成(コンポジット)の応用
比較明合成は、コンポジットとも言われます。
比較名合成はインターバル撮影した星空の画像を合成して1枚の画像に仕上げる事ができます。
記録写真の場合は、そのまま合成するのが良いですが、作品の場合はアレンジしても良いでしょう。
下の画像は地球の自転による星の軌跡をだんだん明るくなるように比較明合成しています。
このように星が流れているように比較明合成するのはアプリを使えば簡単に作成できます。
ちょっとしたアレンジで通常の比較明合成ではなくなります。
次の画像も上に向かって星が伸びている感じにしたものです。
上に向かうと言う事は東寄りの方角という事になり、下に向かう場合は西よりの方角を撮影したものになります。
天の川をインターバル撮影すると星の数が多すぎて白い筋が沢山あるだけになってしまいます。
天の川が見える方向でインターバル撮影する理由は、比較明合成するのが目的ではなく動画にするために撮影する事が殆どです。
天の川が見える位置の星空を比較明合成すると、星の数が多いため雲のような感じになってしまいます。
下の画像は普通に撮影した1カットの天の川の写真です。
この天の川の写真にインターバルで撮影したものを比較明合成します。
だんだん明るく見えるようにした上で、光度も下げています。
さらに下の写真は、同じような感じで半分消してみました。
本当は逆の方向を消したかったのですが、左側(東側)は地平線に近くあまり効果的ではありませんでした。
インターバル撮影方法
月と星では効率を考えるとインターバル撮影の設定時間が多少異なります。
インターバル撮影に関した記事を参考にしてみてください。
スマホアプリでも星のインターバル撮影ができます
比較明合成のアレンジ方法
前項でご紹介した徐々に明るくなるようにした比較明合成は、比較明合成する画像の用意が必要になります。
まずは比較明合成できるアプリを手に入れましょう!
比較明合成のアプリ
星の軌跡を流れるように徐々に明るく表現したい場合はアプリを利用すれば簡単に再現できます。
撮影自体はできる限り長い時間の方が比較名合成もアレンジしやすくなります。
星のインターバル撮影まとめ
流星群や星の軌跡(ぐるぐる)を撮影しようという目的があるならインターバル撮影は便利です。
ただし撮影数が多くなりますのでカメラにも負担がかかります。
工夫すればまだアレンジ方法は沢山ありそうですので試してみてください。
インターバル撮影したものを生かすには比較明合成だけではありません。
多くのインターバル画像があるならタイムラプス動画にしても良いでしょう。