雷の撮影方法は?雷雨が迫る前に自動処理で安全にカミナリ撮影!車内や屋内で撮る気象現象
雷はスマホで撮れる?
雷は動画撮影できる?
ご注意ください
雷は危険な気象現象!撮影する時は十分に安全を確認ください。
雷ハンター的な撮影は推奨していません。
雷を追いかける撮影方法ではなく、あくまでも雷が発生した時の撮影方法ですのでお間違えないようお願いします。
雷光が見えたり雷雲が出ると、外での撮影は諦めて家でのんびり過ごすしかない…
こんな天候の日にわざわざ撮影に出かけようとは思いませんね?
部屋から外を眺めていると雷が鳴っている!雷光も遠くに見えてきた…
部屋から雷でも撮ってみようかな?
雷ってどうやって撮るんだっけ?
雷は流れ星と同様に見えてからシャッターを押しても撮れません。
長く光っている雷もありますが見えてからでは遅い。
では、雷はどのような手法で撮影できるのでしょうか?
雷の撮影
雷を撮影したい!と思った事があると思います。
海外には雷ハンターや竜巻ハンターなど、自然現象を撮影するカメラマンが居ますが、テレビなどで紹介されているのを見て安易にマネしないようにしましょうね!
雷雲を追いかけないように!
何度も何度も繰り返しますが、雷の撮影は屋内や車内を推奨します。
車内の場合は、車自体がアースの役割をします。
ドライブや外出先などで近くで雷が発生したら車の中に逃げ込むのが安全です。
雷を怖いと思う方が居ると思いますが、それがごく自然な事。
自ら雷の下に飛び込もうと言う方は居ません。
ただ、雷には不思議な魅力もあります。
雷雲が発生するとカメラの準備をしてしまいます。
もちろん安全をした雷の撮影です。
雷とは?
そもそも雷とはどのような現象でしょうか?
雷(かみなり、いかずち)とは、雲と雲との間、あるいは雲と地上との間の放電によって、光と音を発生する自然現象のこと。
概説
さまざまな気象状況で発生するものであり、雷雲の生じる原因によって熱雷・界雷・渦雷などに大別されている。
夏季に雷雲など激しい上昇気流のあるところに発生するものが熱雷、四季をとおして寒冷前線に沿って発生するものが界雷、低気圧の域内や台風の中で発生するものが渦雷である。
火山噴火に伴い噴煙中とその周辺で生じるものは火山雷と呼ばれる。
出典:wikipedia
雷にも色々あるようですね。
一番身近なのは夏の時期の積乱雲による雷。
雷の発生について
屋内の場合は、普段過ごしているわけですので、室内で雷を心配することもないでしょう。
ただし、落雷によってコンセントなどを通して電気製品が壊れる場合もあります。
パソコンなどの周辺商品で「誘導雷サージ」というものがあるのをご存知かと思います。
誘導雷サージを使っている方もいらっしゃるかも?
そんなに雷を心配しても…と思うかもしれませんが、もっとも雷の発生率が高いのは関東甲信越地方で年間30万回を超えています。
いずれも7月・8月の発生が多く、夏場は東京都内でも各地で雷が観測されています。
雷の撮影方法
本題の雷の撮影ですが、雷の撮影は夜と昼で若干差はあります。
星を撮ったり風景を撮ったりしていると分かりますが普通に撮影できます。
ただ、長時間露光で撮影することによってより確実に雷光を捉える事ができます。
私の居住地の場合、広い空を撮影できる方角は南西になります。
ガラス越しの場合は、若干撮影に難点があり画角が狭くなります。
自宅で空を撮影する場合はベランダで撮影しています。
雷の場合は雨が降っている可能性がありますので雨が降っている場合はガラス越しになります。
雷雲は真上にあると雨が降っている事が多いですね。
雷雲が向かって来ていたり去っている時は雨が止んでいる場所もありますのでそのような時がチャンスです。
外の風景がよく見える部屋や車内なら雨が降っていても撮り続けられます。
雷の撮影設定
雷を撮影するカメラは、長時間露光できるカメラであれば撮影する事ができます。
長時間露光ができるという事は、シャッタースピードも調節できるはずですので大丈夫かと思います。
スマホでも雷は撮影できます。
長時間露光ができるアプリを使って撮影するか、動画やインターバル撮影で撮影します。
最も簡単にスマホ(iphone)で雷を撮影する方法はインターバル撮影です。
同様に一眼レフなどのカメラもインターバル撮影なら、その場に居なくても撮影できますので十分安全に考慮した撮影方法です。
カメラの設定(日中)
日中の明るい時に雷を撮影する場合は、明るい場所での長時間露光になります。
明るいとは言っても曇り空か夜のように暗くなる場合もあります。
空の明るさによって状況も変わりますのでいろいろな設定をしてみてください。
日が沈む前の夕方くらいの明るさを想定した手順をご紹介します。
・絞り=F8前後
・シャッタースピード=10秒以上
例えば、上記のように設定してテスト撮影してみましょう。
雷は流星のような感覚と同じで、いつ稲光が落ちるか?が予測できません。
そのような場合は、シャッタースピードが長ければ捉えるチャンスが増えますね?
少なくともシャッタースピードは10秒以上が望ましい!
となればシャッタースピード優先になります。
上記の設定でどのように撮影されているか?がポイントです。
明るく空が白く飛んでいるようなら、絞りをF10〜F13などにしてみます。
逆に暗くて真っ黒になっていれば、シャッタースピードを長く30秒にしてみます。
それでも暗いようならば絞りを少なくしてみます。
明るい場合、F13、まだ明るいならNDフィルター装着。
暗い場合、シャッタースピードを20〜30秒。
ポイントとしては、空が暗めになった状態の方が稲光りが目立ちます。
さらに雷光によって周辺が明るくなりますので、テスト撮影で程よい暗さの設定にします。
雷光でフラッシュのようになりますので、できれば絞った設定が望ましい。
カメラの設定(夜間)
夜の雷の撮影は、通常の夜景撮影の設定で撮影できますが、日中と同様に長時間露光にします。
日中と異なるのは、空の明るさが通常の明るさでも構わない点です。
日中とは逆にかなり暗くなりますので、シャッタースピードを30秒位から始めてみます。
夜景撮影での街灯などの関係で絞りはそのままでも良いですが、暗くて何も見えないようなら絞りを調節します。
街灯や家屋の明かりなどがはっきり見えていれば空が暗くても雷光で明るくなります。
明るい場合、F値を上げるかシャッタースピードを短く調整。
暗い場合、F値を下げて調節。
日中・夜間共通設定
日中も夜間もインターバル撮影で撮影するのが望ましい。
インターバル撮影機能がない場合は、リモコンなどで手動で撮影します。
インターバル機能がカメラにない場合も、一眼レフやミラーレスの場合、レリーズリモコンでインターバル撮影が設定できるものが市販されていますのでチェックしてみてください。
インターバル撮影の場合の間隔はカメラにもよりますが、2秒以上空けます。
1秒間隔だとシャッターが下りない場合があります。
雷雲の位置
雷が発生している場所はリアルタイムで見られるように各種アプリがありますので気象アプリなどで確認できます。
雷が近づいている時に設定設置し、待機します。
手軽に使用できるお天気アプリ内に雷の発生機能があるものもあります。
Yahoo!天気アプリは、日頃は天気予報アプリとして使えます。
雷が発生している時は雷の発生をチェックしてみてください。
雷撮影後の処理
同アングルで雷が撮影できたら、雷を捉えている画像だけを合成します。
比較明合成する事で、雷写真が派手になり一つの作品になります。
トップの写真も、以下の写真も比較明合成したものです。
スマホでの雷撮影
スマホでもシャッタースピードを変えたりインターバル撮影できるものが沢山あります。
動画で撮影する場合はスマホ付属の動画撮影で十分です。
私もテストしてみましたが、ちゃんと撮影できます。
ただ、光が強い場合は、画面に明暗の乱れが出ます。
これは露出を固定にしていない為だと推測されます。
スマホを三脚に固定して防水にした状態で撮影します。
屋外での雷撮影注意点
基本的に屋外での雷撮影は推奨できません。
ただ、掲載写真は全て屋外での撮影になっています。
雷光が見え始めたためベランダにカメラを設置し、カメラはインターバル撮影の設定にしています。
つまり撮影者は屋内で待機した状態で撮影しています。
このように屋外で撮影する場合は、カメラを自動シャッターにし、撮影者は必ず車内や室内、あるいは雷が落ちない場所で待機してください。
たとえカメラから離れていても自分が雷の危険がある場所にいては意味がありません。
カメラの設定は自動化して雷の危険がないのを見計らって回収しましょう。
撮影開始時は雨が降っていなくてもやがて雨が降ってくる場合もありますのでカメラも雨から守っておきましょう。
雷撮影のまとめ
カメラに雷が落ちるとシャレになりませんが…
自分に雷が落ちたら取り返しがつきません。
雷はかなり危険な自然現象であることを認識していないとダメなのは当たり前のことですが、意外にも屋内での雷被害も認識していないのが普通の人。
宝くじが当たるように雷に当たる確率も低くはありますが、当たる人がいるのは確かです。
例え人に雷が落ちなくても家屋に落ちる場合は宝くじより確率が高いかもしれません。
雷によるパソコンの破損や家電製品の破損にも気をつけましょうね!