だるま朝日・だるま夕日の撮影!水平線の太陽の蜃気楼いつ見える?関東近郊の撮影地
だるま夕日はいつ見える?
だるま朝日やだるま夕日の撮影方法は?
だるま朝日、だるま夕日。
達磨のように見える太陽をだるま太陽と読んでいます。
だるま太陽は日の出や日の入りの瞬間に見えます。
だるま太陽はどのような現象でしょうか?
だるま太陽というのは、海面にくっついて見える太陽。
冬や春先の冷え込んだ朝夕に見られるだるま太陽は蜃気楼の一種です。
英語だとオメガ(Ω)の形に似ている事からオメガサンと呼ばれます。
だるま太陽は関東近辺でも撮影できるのでしょうか?
だるま朝日やだるま夕日は自然現象でもある為、確実に撮影できる訳ではありません。
ただその時の天候や空の環境が予測できる時は確率も高くなります。
散々朝日や夕日を撮影していてもだるま朝日・だるま夕日を撮影できるのはごく僅か。
その場所の時期的な環境で確率が高い期間を割り出す事も可能です。
だるま太陽
だるま太陽とは?
だるま太陽は「朝日」か「夕日」になります。
水平線と繋がって達磨のように見えます。
環境によっては、海である必要はありません。
なかなか条件に合う陸地も少ないので撮りに行くなら海。
広大な平地であれば、地平線と太陽が繋がって見える事もあります。
だるま朝日の場合は、朝日が昇ってくる時、水蒸気を通してレンズのように光が屈折して太陽が映し出されます。
映し出された朝日と実際の朝日が繋がって見えます。
夕日は逆に太陽が沈む時に光が屈折されています。
だるま太陽はいつ見える?
だるま朝日やだるま夕日が見えるのは、冷えた空気と海水の温度差が要。
秋の終わり頃から春先までがベストシーズン。
11月初めから3月末頃になります。
やはり冬の期間が一番撮影しやすいと思いますが…
こればっかりは水平線の雲や霧などに影響されますので言い切れません。
だるま太陽はどこで見える?
だるま朝日を撮影したい!見てみたい!
そんな方も多いと思います。
比較的有名なだるま朝日やだるま夕日の聖地は?
高知県室戸が有名です。
高知県の室戸岬などは、黒潮の影響も大きいので時期も特定し易いのでしょう。
私は主に関東近郊で撮影しています。
だるま朝日の撮影
東京からもほど近い「だるま朝日」や「だるま夕日」の撮影地を紹介します。
実際に撮影した、だるま朝日からご紹介します。
ピンポイントの場所だから撮影できる訳では無い
周辺なら条件も合うから撮影できる。
最初に断っておきますと…っぽくないものも多く含まれます。
伊豆半島のだるま朝日
伊豆半島なら東側の海になりますので、東伊豆や南伊豆の地域になります。
場所によっては伊豆七島などの島々に邪魔される場所もあります。
日の出の位置さえ明確であれば島に邪魔されずに撮影ポイントを設定できます。
伊豆大浜のだるま朝日
こちらは、達磨になろうとしている状態のものと、離れていく状態のものです。
3月の撮影になります。
徐々にくびれてくるのが分かります。
朝日が繋がっていただるま朝日が離れた瞬間は、ちょっと太ったエクスクラメーションマーク(!)のようです。
この撮影地は伊豆大浜になります。
海からの日の出が撮り易い場所ですのでお勧めです。
爪木崎のだるま朝日
南伊豆に位置する下田の爪木崎も海からの日の出が撮影できる場所です。
1月末の撮影になります。
水蒸気が少ないのかな?もう少し冷えていれば良かったのかな?と言う感じ。
だるま朝日になり切れないような水平線にくっついている朝日です。
爪木崎は、毎回雲に覆われてなかなか良い朝日が撮影できませんでした。
やっと撮影できたという爪木崎の朝日ですが、だるまと言うには、ちょっと首が太い。
千葉県のだるま朝日
千葉県と言えば、外房ならほぼ全域に近いくらい海からの日の出が見えます。
関東最大の海からの日の出の撮影スポットになります。
九十九里浜からのだるま朝日の撮影になりますが…水平線に繋がっている部分しか見えていません。
目の部分あたりは目隠し状態です。
こちらは野島崎でのだるま朝日です。
やはり雲に阻まれている状態でした。
茨城県のだるま朝日
茨城県の大洗、神磯の鳥居でのだるま朝日になります。
あっ、こんな事なら鳥居の中に入る位置で撮れば良かった…という。
12月中旬の撮影になります。
神磯の鳥居でのだるま朝日はアップで撮れませんでした。
鳥居が被写体としてメインだったので、どうしても朝日をアップで撮れなかったのが原因です。
この写真の他にも撮っていますが離れかかったものを掲載しました。
だるま夕日の撮影
だるま夕日は、なかなか撮影できません。
関東近郊の海に沈む夕日の撮影地の問題と冷え込みなどの問題です。
だるま夕日が有名なのは高知県の宿毛。
西伊豆のだるま夕日
西伊豆は夕日や夕焼けの聖地ですが、海へ沈む夕日は限定されます。
こちらは西伊豆の仁科峠からの撮影になります。
12月初旬の撮影になります。
完全に海面から離れている状態です。
水平線に光が見えるのが分かると思います。
だるま夕日になるかも?という状態です。
夕日なのでこれから海へと沈んでいく前の状態になります。
残念ながら、雲によって切れています。
くっついていなかったのは、あの雲があったのか!残念!という状態です。
片方が繋がっている写真もありました。
太陽の撮影・朝日・夕日の撮影
朝日の撮影方法や日の出の撮影に関連した記事で日の出の位置や方角などもご確認ください。
だるま太陽の撮影まとめ
改めて見ると、だるま?というようなものが多い。
海から日の出が見える場所。
11月末から3月末位までは、だるま朝日やだるま夕日の撮影のチャンスがあります。
千葉県や茨城県の海岸も東向きの日の出スポットです。
やたら寒いな!という晴れている時は狙い目ではあります。
初日の出もだるま朝日なら縁起が良いですね。
是非だるま太陽をゲットしてみてください。