伝統的七夕2022年8月4日は天の川を見る事ができる?方角と時間帯!天の川の観測と撮影
- 旧暦の七夕に天の川は見える?
- 伝統的七夕とは?
- 伝統的七夕の日の天の川の方角は?
- 伝統的七夕の日の天の川が見える時間帯は?
七夕は7月7日というのが知られていますが、伝統的七夕は旧暦になります。
旧暦の七夕の日を祝ったり七夕祭りが催されている地域もあります。
伝統的七夕は旧暦の為、毎年日にちが異なります。
2022年の場合は8月4日が伝統的七夕の日になります。
七夕の日に天の川が話題になるのは言い伝えや物語による影響が大きいでしょう。
では実際には七夕の日に天の川を見る事ができるのでしょうか?
今回は2022年の伝統的七夕の日に天の川がいつどの方角に見えるのか?
天の川が観測できる方角と時間帯をご紹介したいと思います。
伝統的七夕
前述したように原題知られている七夕の日と伝統的七夕の日は異なります。
では伝統的七夕とは何を意味するものなのでしょうか?
伝統的七夕について
元々の七夕に日は旧暦になり8月15日前後になります。
旧暦の為、年によって伝統的七夕の日は異なります。
七夕(たなばた/しちせき、棚機)は、中国・日本・韓国・ベトナムなどアジア圏における節供・節日の一つ。
五節句の一つにも数えられる。
星祭り(ほしまつり)という。
(七夕節句とはいうが、二十四節気に関連する節月ではなく、暦月の)旧暦7月7日の夜のことで、日本ではお盆(旧暦7月15日前後)との関連がある年中行事であったが、明治改暦(日本におけるグレゴリオ暦導入)以降、お盆が新暦月遅れの8月15日前後を主に行われるようになったため関連性が薄れた。
出典:wikipedia
2022年の伝統的七夕の日
2022年の伝統的七夕の日は8月4日になります。
旧暦の七夕の日に天の川は見られるのでしょうか?
天の川の観測・撮影
天の川の観測や撮影に適した日時等は、このブログでもコンテンツにあり、毎月の天の川の観測・撮影に関して記載しています。
日頃、天の川や星空に興味がない人も七夕の日は興味があるようです。
七夕に限らず天の川や星空の観測や撮影に興味がある場合は下記の記事をご覧ください。
毎月の天の川の観測・撮影に適した日時を記載しています。
天の川の観測・撮影方法
天の川が見たい、あるいは撮影したい!という場合は、撮影方法や撮影地に関しての記事がありますので下記をご覧ください。
2022年版伝統的七夕の日の天の川
伝統的七夕の日の天の川の観測や撮影に特化して攻略法をご紹介します。
2022年は8月4日が七夕にあたります。
この日は天の川も比較的取りやすい日になりますので天候と撮影地さえ良ければ観測・撮影が可能です。
天の川の撮影地に関しては、条件も限られてしまい、どこでも見る事ができるとは言えません。
確実に言える事は光害が少ない地域という事です。
東京都を始め都市と言われる地域では光害によって見る事が困難です。
場合によっては地方都市でも少し外れれば光害も極端に少なくなる地域があります。
2022年8月4日の天の川の方角
星空が見えにくくなるのは地上の光害によるものだけではありません。
夜空に月が煌々と輝いていれば、その周囲の星は目立たなくなり見る事ができない事もあります。
天の川も同様で、月が出ている事で見えなくなります。
幸い8月4日は月が出ている時間帯と月齢によって天の川の観測・撮影も可能な状態です。
※時刻と夜空の様子は東京都の時間です。全国各地の月没時間は下記の表を参照ください。
8月4日21時頃
8月4日22時頃
8月4日23時頃
8月5日0時頃
各地の月の入り時間
8月4日の全国の月の入りを表にしてみました。
月の入り前からも観測・撮影できますので挑戦してみてください。
同じ県内でも正確な時刻は異なりますのでご了承ください。
東日本
地域名 | 月没 |
北海道札幌市 | 21:58 |
北海道根室市 | 21:40 |
青森県青森市 | 22:03 |
秋田県秋田市 | 22:07 |
岩手県盛岡市 | 22:03 |
宮城県仙台市 | 22:06 |
山形県山形市 | 22:08 |
福島県福島市 | 22:08 |
茨城県水戸市 | 22:10 |
栃木県宇都宮市 | 22:12 |
群馬県前橋市 | 22:16 |
埼玉県さいたま市 | 22:14 |
千葉県千葉市 | 22:12 |
東京都 | 22:14 |
神奈川県横浜市 | 22:14 |
東京都父島 | 22:13 |
新潟県新潟市 | 22:14 |
富山県富山市 | 22:23 |
石川県金沢市 | 22:25 |
福井県福井市 | 22:28 |
山梨県甲府市 | 22:18 |
長野県長野市 | 22:19 |
岐阜県岐阜市 | 22:26 |
静岡県静岡市 | 22:20 |
愛知県名古屋市 | 22:26 |
西日本
地域名 | 月没 |
三重県津市 | 22:28 |
滋賀県大津市 | 22:30 |
京都府京都市 | 22:31 |
大阪府大阪市 | 22:32 |
兵庫県神戸市 | 22:33 |
奈良県奈良市 | 22:31 |
和歌山県和歌山市 | 22:34 |
鳥取県鳥取市 | 22:36 |
島根県松江市 | 22:41 |
岡山県岡山市 | 22:38 |
広島県広島市 | 22:45 |
山口県山口市 | 22:49 |
徳島県徳島市 | 22:37 |
香川県高松市 | 22:38 |
愛媛県松山市 | 22:44 |
高知県高知市 | 22:41 |
福岡県福岡市 | 22:54 |
佐賀県佐賀市 | 22:55 |
長崎県長崎市 | 22:57 |
熊本県熊本市 | 22:54 |
大分県大分市 | 22:50 |
宮崎県宮崎市 | 22:52 |
鹿児島県鹿児島市 | 22:56 |
沖縄県那覇市 | 23:13 |
※東日本・西日本の区分けは気象庁定義。
撮影攻略
8月4日は月が出ている状態ですが、夜中には沈みます。
北部に行く程、撮影できる時間早くなりますが、状況によって撮影する事は可能です。
また、ペルセウス座流星群も多く見え始める時期でもありますので流星群とセットで観測撮影してみてください。
まだ、月がある時から撮影した日があります。
どのように見えるか?も分かると思いますので参考にしてください。
また、この時の様子をタイムラプスにしていますのでさらに分かりやすいかもしれません。
天の川の観測・撮影関連記事
天の川に関する記事を多数掲載しています。よろしければご参照ください。
伝統的七夕の天の川まとめ
2022年の七夕はあいにく天の川が見えるのには困難な月齢でした。
場所によっては見る事もできましたが、おおむね難しい環境。
新暦の七夕の日よりも旧暦の伝統的七夕の日の方が若干有利。
天候次第にはなりますが、新暦の七夕のリベンジで七夕の天の川を観測・撮影してみてください。