七夕に天の川は見れる?7月の天の川の方角と最適な撮影時間は?2018年版天の川撮影候補日
2018年7月の天の川の方向や位置は?
7月の天の川は何時頃見えるのか?
2018年7月天の川撮影や観測に適した日時は?
待ってました!というのが7月の天の川情報。
このブログをチェックしている方は、さほど待ってました!
という事はありませんが世間的には7月の天の川は大変興味があるようです。
7月の天の川というよりも、七夕の天の川、
つまり7月7日の天の川に興味があり、
毎年七夕には異常なくらいにアクセスが多くなります。
7月7日に必ず天の川が見えるとは限りません。
むしろ7月7日の七夕に天の川が見える事の方が少ないですね。
さて…そんな七夕の天の川ですが…
2018年は7月7日に観測できるのでしょうか?
2018年版の月ごとの天の川の方向や観測に適した日時を見てみましょう!
2018年7月の天の川撮影候補日
2018年7月に天の川を観測・撮影する候補日時を計画しましょう。
まずは天の川の撮影に大きく関わる7月の月の様子を確認してください。
また同様に、日の出の時間や日の入りの時間も同様にチェックしましょう。
七夕の日である7月7日の事が気になると思いますので…
七夕についてもちょっとおさらいしてみましょうね。
七夕(たなばた)とは?
七夕は7月7日ですが、厳密に言うと旧暦の7月7日ですので2018年は8月17日になります。
wikipediaによると下記のように記されています。
七夕(たなばた)は、中国、日本、朝鮮、台湾、ベトナムなどにおける節供、節日の一つ。五節句の一つにも数えられる。旧暦では7月7日の夜のことで、日本ではお盆(旧暦7月15日前後)との関連がある年中行事であったが、明治改暦以降、お盆が新暦月遅れの8月15日前後を主に行われるようになったため関連性が薄れた。日本の七夕祭りは、新暦7月7日や月遅れの8月7日、あるいはそれらの前後の時期に開催されている。
出典:wikipedia
さらに興味深い事も記されています。
統計では、旧暦7月7日が晴れる確率は約53%(東京)であり、晴れる確率が特別に高いというわけではない。しかし、旧暦では毎年必ず上弦の月となることから、月が地平線に沈む時間が早く、月明かりの影響を受けにくい。一方新暦7月7日は、晴れる確率は約26%(東京)と低く、そのうえ月齢が一定しないために、晴れていても月明かりの影響によって天の川が見えない年もある。したがって、天の川が見える確率は、旧暦の七夕の方がかなり高いといえる。
出典:wikipedia
そう!まさに興味深い七夕に天の川が見えるか?という事について統計的に記されています。
七夕の天の川という点では、旧暦の七夕が見える確率が高いという事ですね。
新暦の七夕である7月7日は月齢が一定しないという事ですが、2018年はどうでしょうか?
では本題とも言える2018年7月の天の川を見たり撮影するには、いつが良いのか?を見てみましょう!
7月の太陽と月の関係
2018年7月の日の出・日の入り、月の出・月の入り時間を確認しましょう。
天の川の観測や撮影に適した候補日に絞ってピックアップしています。
※東京を基準にしています。
2019年と撮影最適日が全く異なります。
7月の一覧表の閲覧はボタンクリック
※表示環境によっては表示されている事があります。
2018年7月の太陽と月 | |||||
7月 | 日の出 | 日の入 | 月の出 | 月の入 | 月齢 |
6日(金) | 04:31 | 19:03 | 23:51 | 11:33 | 22.3 |
7日(土) | 04:31 | 19:02 | – | 12:33 | 23.3 |
8日(日) | 04:32 | 19:02 | 0:25 | 13:35 | 24.3 |
9日(月) | 04:32 | 19:02 | 01:01 | 14:40 | 25.3 |
10日(火) | 04:33 | 19:02 | 01:42 | 15:47 | 26.3 |
11日(水) | 04:33 | 19:01 | 02:29 | 16:55 | 27.3 |
12日(木) | 04:33 | 19:01 | 03:24 | 18:02 | 28.3 |
13日(金) | 04:35 | 19:01 | 04:26 | 19:03 | 0 |
14日(土) | 04:35 | 19:00 | 05:34 | 19:58 | 1 |
15日(日) | 04:36 | 19:00 | 06:45 | 20:46 | 2 |
備考:※表の前後でも撮影できますが10日間の表示になっています。 |
[月の満ち欠けを調べるアプリ]をご覧ください。
今回は七夕も含めて表に入れてみました。
7月3日は22:17に月が出ますので月の出前でしたら撮影できます。
表にない3日〜5日も同様に数時間でしたら撮影可能です。
また、16日以降も比較的遅い時間から朝方までは撮影できます。
例えば7月20日の場合は23:47に月が沈みますので0時頃からは撮影可能です。
それ以降の場合は、ちょっと苦しいかな?という感じです。
月が出ていても方角によっては天の川の撮影は不可能ではない。
かなり細い月の場合は同じ構図で撮影できなくもない。
2018年は久しぶりに七夕の日に天の川がよく見えそうですね。
暗くなれば天の川が観測できますので、お子様にも見せてあげたいですね。
しかも土曜日の夜ですのでじっくり観測も撮影もできますね。
あとはお天気だけです。
西日本では降雨による土砂崩れなどもあり、あまり良い空の環境ではなかったようですね。
七夕の天の川は見れなかったけど、7月はまだまだ天の川が見れる日はあります。
例えば日の出を例にすると、北海道の場合、東京よりも20分ほど早く日の出になり、沖縄の場合、東京より60分近くも遅い日の出になります。
撮影地に合わせて正確な時刻をご紹介のアプリなどで調査ください。
[月の満ち欠けを調べるアプリ]の記事をご覧ください。
雲の予報を見て撮影日を決めよう!
撮影地へ行ったら雲で見えない!そんな事がないように雲の予報もチェックしましょう!
7月の天の川はどう見える?
7月に天の川の見える方角と見え方をシミュレーションしてみましょう。
天の川の方向や時間による見え方などは、いろいろな方法で知る事ができますが今はアプリが一番分かりやすいでしょう。
アプリを使えば「今日の天の川の方角や位置」が即座に分かります。
少し遅い時間の撮影になりますので縦位置の構図の方が天の川が映えますね。
天の川の方角と位置
2018年7月の天の川の方角(方向)と位置を知りましょう!
7月の天の川の位置
7月に天の川が見えるのはどの方向なのでしょうか?
StarWalk(スターウォーク)を使用して7月の天の川の位置を確認してみましょう。
1018年7月7日21時頃の天の川の方角と位置
2018年7月7日に天の川が見える方角は21時前後を例にすると南の方角になります。
日が沈んで辺りが暗闇に包まれると南の方角(南東)を見てみましょう。
1018年7月14日21時頃の天の川の方角と位置
7月14日も七夕と同じように見ることができます。
1018年7月15日1時頃の天の川の方角と位置
7月の日の出と月の入りの関係
上記の月の出・月の入りの表と、日の出・日の入りの表を見比べると分かると思いますが、表の前半は夜中の月の出までの撮影、後半は朝方まで撮影できます。
天の川の撮影に適した時間帯
2018年7月の天の川の位置をご覧になるとわかると思いますが、南東から南西までの方角の変化を楽しめます。
朝方までじっくり撮影できますが、天の川は刻々と変化します。
日付を超えて翌日の15日の夜中にもなると随分角度が変わります。
南側から南西へと立ち上がり真上に伸びる天の川のダイナミックな姿を撮影するのは楽しいですね。
7月の天の川撮影の攻略法
7月は、天気次第になりますので、晴れた夜はぜひ天の川の撮影を!
早い時間は南東から南、遅い時間は南から南西の方角をチェック!
7月は、久しぶりに天の川が見える7月7日の七夕の日が狙い目!
七夕の日の天の川が見えると言うことは、織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)を探してみよう!
織姫星は「こと座」の「ベガ」
彦星は「わし座」の「アルタイル」になります。
7月7日の21時頃だと東の方角を見てみましょう。
初めて織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)を探そう!と思ってもなかなか見つかりません。
聞き覚えがあるかもしれませんが「夏の大三角形」を探すのが一番早い見つけ方です。
夏の大三角形の見つけ方に関してはこちらでは省略させていただきますのでご了承ください。
天の川撮影候補地
7月の天の川は、水平線や地平線にこだわる必要はありませんのでとにかく光害が少ない場所がおススメです。
夏ですので山間部もおススメですが、山間部は夏でも冷えますので防寒具を持参して星の観測をしましょう。
関東近辺でおススメ撮影地はこのブログをご覧になればある程度ご紹介しています。
下記写真も7月に撮影したものですのでご参考に!
2018年7月の天体イベント
2018年7月は、特に目立った天体イベントはありません。
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