2018年1月31日の皆既月食を撮影しよう!月食は見れる?月食の撮影準備と撮影計画
2018年1月31日夜、3年ぶりに皆既月食が見れます。
見れます。というのは気が早いかもしれませんが、
言い換えるなら晴れて月が見えるなら皆既月食は見れます。
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皆既月食の観測の時間的にもちょうど良い時間ですので月が欠けていく様子を観測してみましょう。
そして皆既月食の撮影をしてみましょう!
今回は皆既月食の観測や月の撮影について、ご紹介します。
月さえ見えれば初心者でも撮影できますのでこの機会にぜひ皆既月食の撮影に挑戦してみてください。
※画像は圧縮されていますのでにじんで見えるかもしれません。ご了承ください。
※掲載画像は2011年12月10日のものです。
2018年1月31日の皆既月食
2018年1月31日の皆既月食は、全国で見ることができます。
そして、皆既月食を撮る事もできます。
どのように撮影したら良いか?
皆既月食の写真を撮影する方法は?
月食時の月の様子をアップで撮るのも良し、月食開始から終わりまでを全て1枚の写真として収めるも良し。
月食の撮影方法はそれぞれです。
月食の撮影計画と撮影準備、撮影方法などをご紹介したいと思います。
月食の時間帯
2018年1月31日の月食は、20時48分頃から翌日の2月1日の0時11分までの間になります。
皆既となるのは、21時51分から23時8分頃までで、最大食は22時30分頃になります。
約1時間の間に「オレンジ色の月」を撮影してみましょう。
月食の時間帯 | |
---|---|
部分食の始め | 1月31日20時48.1分 |
皆既食の始め | 1月31日21時51.4分 |
食の最大(食分 *) | 1月31日22時29.8分(1.321) |
皆既食の終わり | 1月31日23時08.3分 |
部分食の終わり | 2月1日 0時11.5分 |
2018年7月28日も皆既月食が観測できますが、九州・沖縄でしか見ることができません。
月食の撮影準備
皆既月食の撮影で必要なものは「カメラ」です。
もしカメラが無いのであれば、ご自身の目をレンズとしてしっかり月食の瞬間を心に焼き付けてください。
皆既月食を撮影するのに特に準備と言うほどの準備は必要ありません。
強いて言うならば…というものを書き留めておきます。
月食の撮影に用意したいもの
カメラは必要です。
デジカメやミラーレス一眼、一眼レフなどのカメラが望ましい。
スマホでは撮れないか?
スマホで月を撮影した事が無いのではっきりとは言えませんが、アプリなどを使用すればもしかしたら月食も撮れるかもしれません。
そのままスマホで撮影すると、おそらく半月でも丸く光っているだけではないか?と推測します。
月食撮影に用意したいもの | |
カメラ | 一眼レフ・ミラーレス・コンデジ |
三脚 | 必要だと思ってください |
フィルタ | 必要なし |
レンズ | 50〜300mmUP |
レリーズ | リモコンかレリーズ |
その他 | 防寒着・防寒具 |
備考:撮影したいシチュエーションによっても変わりますが、三脚、レリーズなどは必要不可欠と考えましょう。 |
皆既月食撮影のために選ぶレンズは、構図によりけりです。
インターバル撮影(連続写真)で月の欠け始めから皆既食、月食の終わりまでを同画角で撮影したい人もいると思います。
またはアップで追いたい人もいると思います。
人それぞれですので適正レンズに関してはアドバイスできません。
月食の撮影計画
月食の撮影計画としては、どこで撮影しようか?という事が主になると思います。
月さえ見えれば、その場所でも良いのですが、私たちのようにできれば良い背景、良い景色と撮影したい!
というような私たち(貴方もですよ)の場合、ロケ地も計画したいですよね?
少し考えてみましょう。
月食の撮影地
月さえ見えればどこでも良いのですが…
最大食になっている時、月はどの位置にあるだろう?
月食が終わる頃、月はどの位置にあるだろう?
この3点が重要ですね。
※風景にこだわらない方は、流してください。
月の位置と高さを計測
任意の日時の月の位置や高さをシミュレーションするには計算すれば良い事ですが、そんな事面倒です。
従ってアプリを利用します。
ここで使用する便利なアプリは、Sun Surveyor(サン サーベイヤー)
このアプリを使えば月の位置と高さを日時で検索できます。
アプリの記事に関しては記事下に明記しておきますので後ほどご覧ください。
では実際にSun Surveyor(サン サーベイヤー)で見た画面をご覧ください。
このアプリを使用すると、VR画面も見れますので
実際の風景とシミュレーションできます。
ロケハンができるのであれば、このアプリを使用しないのが
不思議なくらいの高機能です。
※太陽高度と位置検索は無料ですが月の表示は有料です。
※画像は適当に場所指定していますのでご了承ください。
このアプリで撮影地をシミュレーションすれば
東京タワーに掛かる月食やスカイツリーと月食も簡単にシミュレーションできます。
※月はこんなに大きくありません。
月食の撮影方法
月食の撮影方法ですが、2点に絞りましょう。
まず1点目は、
月食の様子をできるだけアップに撮りたい。
2点目は、
月食の様子を時系列でインターバル撮影したい。
このふたつの撮り方になるのではないでしょうか?
月食をアップで撮影
月食の様子をアップで撮りたい。それは最も簡単な撮影になります。
月を撮るスキルがあれば簡単に撮影できます。
ただ必要なのは望遠レンズが無ければ撮れないという事。
月の撮影方法に関しては下記の記事案内を参照してください。
月が欠け始めてもうすぐ隠れます。
皆既食状態です。良い色になりますね。
※写真は厳密には最大食ではありません。
月食が終わりやがて月が見えてきます。
欠けている月が見えるように現像してみました。
影になっていますが薄く確認できます。
月食をインターバルで撮影
月食をインターバルで撮影し、月食の開始から終了までを1枚の画角に収めたい。
そのような場合は、前述のSun Surveyor(サン サーベイヤー)で画角を計算してください。
途切れないように少し広めにレンズの設定をします。
ただ…
全部を入れようとすると月自体がかなり小さくなります。
もったいないです。
おススメするのは最大食を中心に画角を考えた方が良いかもしれません。
上記のような月の大きさでは月食の状態の全ては収められません。
インターバル撮影した場合のシミュレーションとして、下記で紹介しているインタバール記事をご覧になれば、月自体の大きさと時間が大体分かるのでは無いでしょうか?
インターバル撮影の注意点
満月の月は眩しく、かなりの光量があります。
その月の光が半減していき、やがてすべてが隠れるほどの明るさと言うことは当然のことながら全ての状態を同じ設定で撮影するのは無理です。
シャッタースピード優先やマニュアルで設定を変える必要があります。
本番までいろいろな状態の月を撮ってみてコツを掴んでください。
月食を撮影する参考記事
月そのものが撮れなければ月食の撮影も自信が持てません。
月の撮影方法や月のインターバル撮影に関する記事も合わせてご参照ください。
月の角度が事前にわかるアプリの紹介記事です。
月と風景の撮影方法を書いた記事です。
月のインターバルを集めた記事です。
見れなかった月食攻略の記事ですが、
もしかしたら雑記の中にヒントがあるかもしれません。
アプリに頼る事もありますが、事前調査で備えあれば憂いなしですね。
いろいろな天体イベントがありますが、流星群と違って、この日しか撮れないというものもあります。
しっかり調査して臨みましょうね。
晴れなければ意味ありませんけど…ね。
月食の撮影アドバイス
建造物と月食を撮るのであれば、建造物が高ければ良いというだけではありません。
肝心なのは自分の位置(撮影地)です。
アプリなどで月の高さをシミュレーションをしたなら分かりますが、自分の目線で見た月の位置が肝心です。
建物にうまく月が掛かるように近づく事がポイントになります。
例えば東京タワーなら、どの程度東京タワーから離れればうまく画角に入れられるか?がポイントです。
東京なら東京タワーよりスカイツリーの方が撮りやすい気がします。
月の位置は変わりませんので、建造物の立地などの環境を調査しましょう。
景色と一緒に撮影したいのであれば、
高い位置よりも低い位置の方が良いというのが分かりますね。
2018年1月31日皆既月食撮影まとめ
2018年1月31日の皆既月食を撮影しよう!
今までに無いような記事の長さで…まとまっていないかもしれません。
読みにくいなどもあるかのしれませんが、お許しください。
天体イベントというのは、何かしらあるのが楽しい事。
ほとんどが撮影の一週間前など撮影日を楽しみにするのが撮影計画。
事前準備はすでに始まっています。
どこで撮ろうか?
どうやって撮ろうか?
この撮影計画からすでに撮影は始まっています。
が、そこは自然現象。
雨が降ったら全てが台無しです。
ほとんどの場合は、3日前あたりで天気予報によって心が折れたり、弾んだりしますね。
あとは、天に委ねるばかり!
もし天候が良ければこの天体イベントの月食をぜひ撮影してみてください。
もし、この記事を読んで月食の撮影に成功したら、月食の写真とともにブログに共有してくださいね!ね!w
天体イベントのひとつでもある、2017年最後の流星群も観測してみてください。