月の現像方法一例!月の写真を綺麗に!クレーターをクリアに!月の表面の陰影を表現
月の写真を綺麗にしたい!
月の現像方法は?
月の表面をクリアにしたい!
月の写真を撮影した後…
現像方法がよく分からない。
月のクレーターが目立たない。
月の表面の様子を綺麗に見せたい!
月を撮影したものの…
思ったように撮影できていないように思う…
写真を撮影していると色々な悩みや疑問もありますね?
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月の撮影自体はとても簡単ですが…
ただ撮影するのは誰でもできます。
どのように表現するか?は現像にかかっています。
月の現像はどうすれば良い?
あくまでも一例として月の現像についてご紹介します。
月の写真の現像
月の撮影は比較的簡単な被写体のひとつです。
月の撮影方法はすでに触れていますので記事末の関連記事でご紹介します。
月の撮影をした後、現像してみると…
思ったように写っていない事がありませんか?
月の様子にもいろいろあります。
満月・半月・三日月・地球照・月食…など
それぞれで撮影方法も微妙に違ってきますね?
同様に月の現像も様々な手法やテクニックがあると思います。
出来るだけクリアに月の様子を現像してみましょう!
月の写真の現像方法
今回は上弦の月をピックアップしてみました。
※写真は拡大している事とweb用に軽くする為圧縮しています。
通常撮影の月
先ずは普通に撮影した写真からご覧ください。
RAWデータをjpegに変換しているだけのものになります。
カメラ:Nikon D7100
レンズ:NIKKOR 18-300
焦点距離:300mm(450)
ISO:100
F値:F8
SS:30
フィルター:なし
長めのシャッタースピードの為、外径部分が白飛びにしています。
全体的に少しボヤけた感じに見えます。
月の写真補正(1)
白飛びしている部分を見えるようにし少しクリアにします。
この事でクレーターがハッキリします。
CameraRawで現像します。
現像アプリはそれぞれですので機能を置き換えて解釈してください。
ハイライトを若干減らす
シャドウを加える
明瞭化させる
コントラストをプラス
第一目標は「白飛びの低減」
白飛びを修正する為にハイライトを抑えます。
ハイライトを抑える事によって全体的に少し暗く沈みます。
全体的に少し暗くなった月の表面を明るくする為シャドウを加えます。
周辺が真っ黒の為、露光量を明るくしても同じです。
明瞭化します。明瞭化はエッジをハッキリさせる機能です。
陰影を少し強調させる為「コントラスト」を加えます。
月の写真補正(2)
CameraRawで補正した「月の写真補正(1)」を使用します。
RAWデーターを現像した後、画像編集アプリで補正を加えます。
Photosopを使用していますが、他の画像アプリでも可能です。
シャープを加える
コントラストを調整
画像編集アプリでシャープにしコントラストを調整します。
その他の修正例
月をアップで撮影するには望遠レンズを使用します。
望遠レンズを使用する事と若干長目のシャッタースピードの場合…
多少ブレる事もあります。
Photoshopでの修正
ぶれの低減を使用して修正します。程度にもよりますが…
photoshopにはシャープ化のフィルターが多数あります。
スマートシャープ
いずれかを使用します。
ここではアンシャープマスクで充分だと思います。
数値を変えながら一番良いものを選びます。
月の撮影関連記事
月の撮影方法など色々なシーンやシチュエーションでの撮影記事もご覧ください。
月の撮影方法〜月のアップ編〜
地球照の撮影方法!
色濃い月の撮影方法!
月面の文字を探そう!
天体の撮影方法の索引
星景天体撮影方法や撮影地・画像の補正と加工
月の現像方法まとめ
補正(1)の状態で充分です。
補正(2)はあくまでも一例です。
少し暗くなってしまいましたね?
若干全体的に明るくしておいても良いでしょう。
今回は一例として上弦の月の写真を使用しました。
満月の場合はクレーターの陰影も薄くなります。
月が欠けていると?
影があるからクレーターがハッキリします。
満月・半月・三日月など…
月の欠け方によって多少の違いはあるものの補正は同じです。
ただ数値が変わるだけの事です。
月を撮影した後、思い通りに現像補正する事で、
よりクリアな月の写真が出来上がります。
今回は月のアップの写真ですが…
風景と撮影した場合の現像方法は異なるでしょう。