月の撮影方法【月と風景撮影】月の出と月の入を風景と一緒に撮る!月を大きく見せる方法
月と風景を撮影するには?
月を大きく見せて撮りたい!
月の撮影方法は簡単です。
月と風景を撮影するのは少しだけコツが必要です。
夜景や夜空を撮り始めると月を撮りたくなってくる。
月は一つしかないのに、いつも違う表情で夜空にあります。
1日違っても昨夜と同じものも撮れません。
月の撮影といっても、ただ月だけを撮るのではない。
風景と一緒に撮影したり、少し違うアプローチもしてみたい。
東京タワーと月・スカイツリーと月・お城と月、色々なな被写体があります。
建造物などの被写体と月を一緒に撮影すると月の写真が魅力的になります。
月の撮影方法
月の撮影方法は月の状態でも変わります。
月は三日月の時があれば版月や満月の時もあります。
撮影する場合は月である光源の明るさにも影響されます。
月の撮影といっても、いろいろな撮影方法があります。
風景が中心で月を入れて撮るか?
それは個々の作品作りによって違います。
月だけを撮影するのは、ほとんどのカメラで撮影可能です。
テクニックもさほど必要ありません。
大事なのは、カメラを動かさない事!
月だけを撮影する方法は下記の記事を参照してください。
月と建造物の撮影
月だけを撮ることは比較的簡単ですが月と何かを撮るのはコツもあります。
月と建造物の撮影方法
下の写真は地上の建造物と月を絡ませて撮影した風景写真です。
クレーンで月を吊り上げたようなイメージを狙って撮影したもの。
これは月の出を狙ったもので、月の色もややオレンジがかっています。
月の出とは言っても、地平線に雲があったため、ようやく月が見えてきた頃です。
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そのピントのまま構図を決めて
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月がクレーンにかかるのを待つ。
かろうじてセンターをズレてしまいましたが…
月のクレーターの陰影が見えるように設定した状態でシャッターチャンスが来た時にシャッターを押す。
この場合満月に近い月。
月の明るさは相当明るい。
月の出という事もあり本来の明るさよりも暗い。
どの程度のシャッタースピードか?
テストして失敗を防ぎます。
月と一緒に撮りたい物の明るさが撮りやすさに影響します。
↓
建造物自体もある程度の明るさで見せたい。
↓
シャッタースピードを長めに設定する事が比較的多いです。
※あくまでも構図によりけりです。
私は、シャッタースピードがほぼ5〜10秒位を目安にしています。
※建造物の明るさと月の明るさの差を確認して設定しています。
この月がオレンジっぽくなく、本来の月の明るさだったら建造物は撮れなかったと思います。
下の写真も同様に建造物と月を撮影しています。
シンデレラ城と月を撮影した物です。
この場合は月が細い三日月(厳密には三日月ではない)
建造物が暗い場合は、地球照が見える細い月と建造物を撮影する方が満月よりも撮影しやすい。
逆に建造物がライトアップされている場合は満月の方が撮りやすい。
月と建造物の撮影のコツ
月と建造物を一緒に写す時…
月が明るく建物が暗い場合は、どうしても建物がシルエット状態になります。
カメラの設定
まず開放で使用レンズの一番低いF値で撮ります。
150mmや300mmの望遠レンズになるためF値が高くなる場合があります。
一番低いF値に合わせ建造物が思った通りに撮影できるシャッタースピードにします。
月が昇って来ないうちに建造物を撮影してテストしてみる事も必要です。
既にに月が見えているなら月に合わせてテスト撮影します。
先述した通り、満月の月の明るさと三日月の月の明るさはかなり違います。
明るい被写体の場合でF値が低い場合は、シャッタースピードが早くなります。
満月などの場合は、シャッタースピードを短くしないでF値を上げて絞る事も考えます。
絞りすぎるとゴーストが出る事もあります。
被写体が、あまりにも近いと被写体がボケます。
遠ければ遠い程ピントは気にならない。
いろいろな設定で撮っておくと、月と風景を撮るときのコツがつかめます。
月だけを撮影する方法と、月と景色を撮影する方法は違う。
月と風景とをうまく撮影するテクニックの習得に一番近い!
建造物と月を大きく撮影する方法は撮影地にもよります。
距離感を考えて月と被写体を撮る必要があります。
参考にしてみてください。
月と建造物のインターバル撮影
月を撮り始めると楽しくなってくるのは、月の日周運動も撮影できる事です。
ある程度の望遠で月の日周運動と建造物を絡めて撮影します。
スカイツリーや東京タワーなど建造物が特徴のある物なら効果が倍増します。
月のインターバル撮影方法とコンポジットの記事もご参照ください。
月の撮影関連
色々な月の様子を撮影してみましょう!
毎月の月の様子
毎月毎日の月の様子を知って撮影に役立てましょう。
毎日の月の出月の入りや月齢・毎日の月の名前を記載しています。
月と建造物の撮影まとめ
まずはクレーターが見える月だけを撮影できる事が肝心です。
月は色々な表情があるので風景写真の中に月がある事で雰囲気が変わります。
色々な月の撮影に挑戦してみてください。