2026年4月は、天の川撮影シーズンが本格的に動き出す安定期です。
3月よりも可視時間が伸び、夜半から明け方にかけて高度が上がるため、構図の自由度も高まります。
日別の★評価、エリア別の撮影可能暗時間、月齢の影響を整理し、天の川の撮影判断ができる形でまとめました。
新月期を中心に狙い目が集中する一方、前半は満月の影響を受けるため注意が必要です。
春特有の透明度を活かし、成功率を高める計画を立てましょう。
前月・次月の天の川カレンダー


2026年4月の天の川撮影
4月は天の川シーズンが本格的に動き出す安定上昇期。
3月よりも可視時間が伸び、夜半以降にははっきりとした構図が作りやすくなります。
特に新月前後は暗時間が確保しやすく、春らしい澄んだ空気と相まって透明感のある天の川が狙える月です。
梅雨前の穏やかな気象条件も追い風となり、初心者にも比較的挑戦しやすいタイミング。
夏ほどの迫力はないものの、「成功率」という観点では非常にバランスの良い月と言えるでしょう。

上記写真は2020年4月に撮影したものです。
実家の庭から撮影(標高約80m)しています。
モヤがかかっている事と少し設定が甘かったので、あまり良い天の川写真とは言えませんが…
4月におすすめの天の川撮影地
3月〜5月の天の川の撮影地としてお勧めなのが、東南方向が開けている地域。
つまり、東側から南側に見える海岸などが特にお勧めです。
勿論、山間部でも同じ事ではありますが、まだ寒い時期でもありますので平地の方が楽です。
※あくまでも当サイトの記事の中での候補ではありますが…




天の川の撮影設定(初心者用基準)
※あくまでも基準ですので、環境や機材によって変更してください。
(私の場合は8〜10秒で撮影しています。)

2026年4月の天の川撮影:判断用★評価表
| 日付 | 評価 | 判断目安 |
|---|---|---|
| 4/01 | ★★☆☆☆ | 月明かり多め、夜遅め狙い |
| 4/02 | ★★☆☆☆ | 満月・月明かり強 |
| 4/03 | ★★★☆☆ | 月没深夜→暗時間確保 |
| 4/04 | ★★★☆☆ | 月明かり後半弱め |
| 4/05 | ★★★★☆ | 月影響減、撮影◎ |
| 4/06 | ★★★★☆ | 月出遅めで暗時間長 |
| 4/07 | ★★★★☆ | 暗時間長・良好 |
| 4/08 | ★★★★☆ | 新月前の好条件 |
| 4/09 | ★★★★★ | 連続暗時間・狙い目 |
| 4/10 | ★★★★★ | 新月期近く好条件 |
| 4/11 | ★★★★★ | 新月期ベスト |
| 4/12 | ★★★★★ | 新月期続く |
| 4/13 | ★★★★☆ | 月明かり弱め継続 |
| 4/14 | ★★★★☆ | 暗時間維持 |
| 4/15 | ★★★★☆ | 後半狙い目 |
| 4/16 | ★★★☆☆ | 月出早め注意 |
| 4/17 | ★★★☆☆ | 新月・月影薄く短時間 |
| 4/18 | ★★★☆☆ | 月出進むため夜後半 |
| 4/19 | ★★★☆☆ | 月出早く暗時間減 |
| 4/20 | ★★☆☆☆ | 月明かり影響増 |
| 4/21 | ★★☆☆☆ | 月出がかなり早め |
| 4/22 | ★★☆☆☆ | 月齢増で明るめ |
| 4/23 | ★★☆☆☆ | 流星群見頃だが月光注意 |
| 4/24 | ★★☆☆☆ | 月齢影響大 |
| 4/25 | ★☆☆☆☆ | 月明かり強・条件悪 |
| 4/26 | ★☆☆☆☆ | 月明かり影響大 |
| 4/27 | ★☆☆☆☆ | 月出近く明るい |
| 4/28 | ★☆☆☆☆ | 月齢大・撮影厳 |
| 4/29 | ★☆☆☆☆ | 月明かり強 |
| 4/30 | ★☆☆☆☆ | 明るい月通過 |
2026年4月の天の川撮影:可能時間(エリア別)
※銀河中心 高度20°以上を実用基準としています
※天文薄明終了後〜天文薄明開始前を撮影可能時間としています。
| 日付 | 北海道 | 東北 | 関東 | 北陸 | 中部 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 4/12 | 0:45-3:40 | 0:30-3:50 | 0:15-4:00 | 0:10-4:05 | 0:10-4:05 | 0:05-4:10 | 0:00-4:15 | 0:05-4:10 | 23:55-4:20 | 23:35-4:40 |
| 4/13 | 0:40-3:38 | 0:25-3:48 | 0:10-3:58 | 0:05-4:03 | 0:05-4:03 | 0:00-4:08 | 23:55-4:13 | 0:00-4:08 | 23:50-4:18 | 23:30-4:38 |
| 4/14 | 0:35-3:35 | 0:20-3:45 | 0:05-3:55 | 0:00-4:00 | 0:00-4:00 | 23:55-4:05 | 23:50-4:10 | 23:55-4:05 | 23:45-4:15 | 23:25-4:35 |
| 4/15 | 0:30-3:33 | 0:15-3:43 | 0:00-3:53 | 23:55-3:58 | 23:55-3:58 | 23:50-4:03 | 23:45-4:08 | 23:50-4:03 | 23:40-4:13 | 23:20-4:33 |
| 4/16 | 0:25-3:30 | 0:10-3:40 | 23:55-3:50 | 23:50-3:55 | 23:50-3:55 | 23:45-4:00 | 23:40-4:05 | 23:45-4:00 | 23:35-4:10 | 23:15-4:30 |
| 4/17 | 0:20-3:28 | 0:05-3:38 | 23:50-3:48 | 23:45-3:53 | 23:45-3:53 | 23:40-3:58 | 23:35-4:03 | 23:40-3:58 | 23:30-4:08 | 23:10-4:28 |
| 4/18 | 0:15-3:25 | 0:00-3:35 | 23:45-3:45 | 23:40-3:50 | 23:40-3:50 | 23:35-3:55 | 23:30-4:00 | 23:35-3:55 | 23:25-4:05 | 23:05-4:25 |
| 4/19 | 0:10-3:23 | 23:55-3:33 | 23:40-3:43 | 23:35-3:48 | 23:35-3:48 | 23:30-3:53 | 23:25-3:58 | 23:30-3:53 | 23:20-4:03 | 23:00-4:23 |
| 4/20 | 0:05-3:20 | 23:50-3:30 | 23:35-3:40 | 23:30-3:45 | 23:30-3:45 | 23:25-3:50 | 23:20-3:55 | 23:25-3:50 | 23:15-4:00 | 22:55-4:20 |
| 4/21 | 0:00-3:18 | 23:45-3:28 | 23:30-3:38 | 23:25-3:43 | 23:25-3:43 | 23:20-3:48 | 23:15-3:53 | 23:20-3:48 | 23:10-3:58 | 22:50-4:18 |
| 4/22 | 23:55-3:15 | 23:40-3:25 | 23:25-3:35 | 23:20-3:40 | 23:20-3:40 | 23:15-3:45 | 23:10-3:50 | 23:15-3:45 | 23:05-3:55 | 22:45-4:15 |
| 4/23 | 23:50-3:13 | 23:35-3:23 | 23:20-3:33 | 23:15-3:38 | 23:15-3:38 | 23:10-3:43 | 23:05-3:48 | 23:10-3:43 | 23:00-3:53 | 22:40-4:13 |
| 4/24 | 23:45-3:10 | 23:30-3:20 | 23:15-3:30 | 23:10-3:35 | 23:10-3:35 | 23:05-3:40 | 23:00-3:45 | 23:05-3:40 | 22:55-3:50 | 22:35-4:10 |
| 4/25 | 23:40-3:08 | 23:25-3:18 | 23:10-3:28 | 23:05-3:33 | 23:05-3:33 | 23:00-3:38 | 22:55-3:43 | 23:00-3:38 | 22:50-3:48 | 22:30-4:08 |
| 4/26 | 23:35-3:05 | 23:20-3:15 | 23:05-3:25 | 23:00-3:30 | 23:00-3:30 | 22:55-3:35 | 22:50-3:40 | 22:55-3:35 | 22:45-3:45 | 22:25-4:05 |
※各エリアの時刻は以下の代表都市を基準に算出しています。
北海道(札幌市)・東北(仙台市)・関東(東京都)・北陸(金沢市)・中部(名古屋市)・関西(大阪市)・中国(広島市)・四国(高松市)・九州(福岡市)・沖縄(那覇市)
※実際の撮影可能時間は撮影地の緯度・標高・地形条件により前後します。
天の川の撮影に影響する月の出入り時刻の確認
▼天の川撮影を邪魔する『月齢』と『照度』の推移表で確認できます。


2026年4月の天の川撮影 FAQ
- 4月は初心者でも撮影できますか?
-
はい。新月期を選べば暗時間が長く、気温も比較的安定しています。
春の空気は澄む日が多く、透明感のある描写が期待できます。 - 4月は何時頃が狙い目ですか?
-
夜半〜明け方にかけて天の川の高度が上がります。
特に午前1時以降は構図が作りやすくなります。 - こと座流星群と一緒に撮ることはできますか?
-
4月22日付近がチャンスですが、根気が必要です。
4月22日頃に「こと座流星群」が極大を迎えます。
ちょうど天の川が昇っている時間帯に放射点も上がってくるため、運が良ければ天の川を貫く流れ星を捉えることができます。連写設定で数多くシャッターを切るのが成功の秘訣です。 - 4月の天の川、一番の見ごろは何時ごろですか?
-
深夜1時過ぎから薄明開始までがベストです。
4月になると、天の川の濃い部分(射手座付近)が東の地平線から顔を出すのが23時〜24時頃になります。
撮影に適した高さまで上がるのは深夜1時を回ってからで、3月よりも長い時間、高い位置での撮影が可能になります。 - 3月と比べて撮影にどのような違いがありますか?
-
「横たわる天の川」から「立ち上がる天の川」まで狙えるようになります。
3月は地平線に低い「横」の構図がメインでしたが、4月の明け方(3時〜4時頃)には天の川が大きく立ち上がります。
これにより、縦構図でのダイナミックな写真や、パノラマ撮影のバリエーションが格段に増えます。 - 春霞(はるがすみ)や黄砂の影響はどう対策すればいいですか?
-
GPVやSCWなどの気象予測サイトで「透明度」を確認しましょう。
4月は黄砂や湿気による霞が発生しやすい時期です。
空が白っぽく見える日は、コントラストが下がってしまいます。
なるべく「透明度」の高い日を選び、レタッチでは「かすみの除去」を活用すると天の川のディテールが浮き上がります。 - 4月の撮影でおすすめの「春らしい」前景は何ですか?
-
やはり「桜」や「菜の花」とのコラボレーションです。
4月上旬なら桜、中旬以降なら菜の花など、春の花々と天の川を一緒に収めるのがこの時期の醍醐味です。
ただし、桜のライトアップがある場所では星が見えにくいため、消灯後のタイミングや、光害の少ない一本桜などを狙うのがコツです。 - 防寒着はもう軽装でも大丈夫ですか?
-
いいえ、真冬並みの装備を推奨します。
日中は暖かくなっても、深夜から明け方の撮影地(特に山間部や海岸)は氷点下近くまで冷え込むことがあります。
放射冷却が起きる晴天の夜ほど冷えるため、3月同様のしっかりとした防寒対策と、レンズの結露防止ヒーターは必須です。
2026年4月の主な天体イベント
4月中旬:新月期(撮影好条件)
4月中旬〜下旬:明け方の天の川高度上昇
4月22日前後:こと座流星群 極大期(条件次第で同時撮影可)
※流星群は月明かりや天候の影響を受けるため、詳細は事前確認推奨。

2026年4月の月齢

2026年4月の注目の天体イベント!

4月撮影の天の川参考動画

天の川の撮影関連記事
2026年4月の天の川まとめ
4月は「強度」と「安定性」のバランスが良い月です。
夏ほどの迫力はありませんが、その分気象条件が比較的落ち着いており、成功率という観点では狙い目となります。
特に新月前後は暗時間が長く、初心者から中級者まで幅広くおすすめできるタイミングです。
出動の際は月齢だけでなく、地域の天候傾向や撮影地の光害状況も考慮しましょう。
本ページの評価表と暗時間一覧を参考に、効率的な撮影計画を立ててください。



